【#3】
脚本家として活躍する大輔は、自分の高校時代を題材にシナリオを書き進めていた。そのうちなんとトイレから25年前にタイムスリップしてしまう。それは大輔が片想いしていた美少女・彩乃が事故で亡くなった日。彩乃と再会した大輔は彼女を死なせまいと奮闘するが――。
“日本代表”のロックバンドにして、音楽界のスーパー・レジェンド――その名はTHE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)。
そんなTHE BLUE HEARTSに衝撃を受けた6人の気鋭監督が、2015年のバンド結成30周年を機に、奇跡の企画を実現。監督それぞれが思い入れのある楽曲「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「情熱の薔薇」「1001のバイオリン」をチョイスして自由な解釈で映像化し、全力のオマージュを捧げた。それが映画『ブルーハーツが聴こえる』だ。
この映画に登場するのは、自分に圧し掛かってきた困難を打破しようと戦う人間ばかり。そう、THE BLUE HEARTSから「がんばれ!」というメッセージを受け取った私たちのように。
恋愛、友情、家族、青春、喪失と再生。人生の普遍的な営みや感情の機微を優しく見つめつつ、明日への一歩をそっと後押しするような珠玉の物語が、本物のオリジナル音源と共に描かれる。
キャスト:斎藤工、要潤、山本舞香
監督:井口昇