1980年8月19日の夜、石井美津子を乗せた京王バスが、新宿駅で発車直前に放火された。犯人の丸山博文は逮捕、美津子はやけどを負い病院に搬送される。生命の危険があり入院加療が必要と診断された美津子は、その日から手術とリハビリに苦しむ日々を送り、ようやく外出できるところまで回復した。事件前から不倫関係にあった編集プロダクションの杉原荘六の妻が癌で亡くなり、彼は退院した美津子の実家を訪ね結婚を申し込んだ。同棲生活を始める二人だったが、荘六が事業に失敗し借金取りに負われるようになってしまう。
1985年/日本/126分
監督:恩地日出夫
脚本:渡辺寿、中岡京平、恩地日出夫
キャスト:桃井かおり、石橋蓮司、初井言栄、高沢順子、岸部一徳、佐藤慶、原田大二郎、柄本明