第二次世界大戦時のナチス占領下のパリ。1944年、マルグリット・デュラス30歳。夫のロベールは地下でレジスタンス活動をしていたため、ゲシュタポに突然連れ去られる。それが、彼の帰りを祈り、彷徨い、苦悩する、彼女にとっての愛のための人生の始まりだった…。夫を待ち続ける不安の日々、現れるヴィシー政権の手先の男の誘惑、そして彼女を支える愛人――。戦時下、誰もが、戦場に赴いた人、捕えられた人を待ち続け、愛しつづけることの痛みと不安と闘っていた。愛とは、苦しみなのか、歓びなのか、あるいは待つことなのか?
2018年/フランス/127分/日本語字幕版
監督:エマニュエル・フィンケル
脚本:エマニュエル・フィンケル
キャスト:メラニー・ティエリー、ブノワ・マジメル、バンジャマン・ビオレ、シュラミ・アダール、グレゴワール・ルプランス=ランゲ、エマニュエル・ブルデュー