志津は25歳、一流商社員を夫に持つ団地妻。夫の急な西ドイツ出張で一人暮らしの毎日、三か月後に夫の元へ行くのでドイツ語の勉強に余念がない。志津を訪ねてくるのは夫の弟の正也くらいで、夫との情事を思い出しては自らを慰める毎日だった。志津は夫の給料を受取った帰りに正也のアパートに寄った。若い正也は志津が醸し出す色香に欲望を抑え切れず、志津に抱きついた。 最初は抵抗していた志津だが、荒々しい愛撫に喘ぎながら、久し振りの官能と悦楽に溺れてしまうのだった。数日後正也と二人だけでいる時に、ステレオの音がうるさいと隣室の野中がどなり込んで来た。酔っている正也は野中にナイフで傷を負わしてしまった。 翌日大げさに包帯を巻いた野中が正也を訪れ、しつこくつきまといソープランドに連れていった。正也は野中が指名した女と関係する。その女は佐知子は野中の妻だった。野中は志津に、正也が強引に妻を犯したと脅迫し、志津の肉体を求める。志津は義弟との情事の負い目もあり、野中に半ば犯されるように身を任せてしまうのだった。野中の罠にまんまと引っかかってしまった、しかし狙いはそれだけではなかった。志津は野中の組織のやくざ達に犯され、売春を持ちかけられる…。
出演:珠瑠美