7年後。一時帰国していた色葉はロサンゼルスに帰って千夏と暮らすことを決意していた。記憶のない高校時代の荷物を整理していた色葉は、まだ思い出していないとても大事なことがあるような気がする。その話を聞いた千夏は、とある場所へ色葉を連れ出した。やってきたのは筒井が勤める会社のビルだった。出てきた筒井は色葉に気づき駆け寄って抱きしめるが、色葉は筒井のことを思い出さなかった。元気でと立ち去ろうとする筒井。色葉は筒井のカバンについているキーホルダーを見て筒井を呼び止める。それはふたりが海の近くの民宿に泊まった時に買った大仏のキーホルダーだった…。