【#8】
ソーシャルワーカーとして働く35歳の岩瀬さつき(MEGUMI)の相談は、10年前、結婚直前に出会ったある男性との想い出であった。当時、さつき(福田麻由子)は自分が働くビルに出入りしていた越田圭介(小関裕太)と親しくなり、「入籍前に一度だけ、デートして欲しい。それであなたのことをあきらめる」と告白される。一緒に太陽の塔を見て語り、別れ際に彼に抱きしめられたさつきに、不思議な感情が芽生える。「やれたかも」とは何か?委員会メンバー(佐藤二朗、白石麻衣、山田孝之)が「やれたかも委員会」の存在する意味にまで迫る最終話。
誰もが一度は経験しているであろう、「やれた」「やれなかった」に繋がる、一瞬の、そして紙一重の決断。
「やれた」から心に残るとは限らない。「やれなかった」からこそ消えない想いがある。
青春の甘い想い出と、ひと言では括れない人生のあらゆる可能性、岐路を鋭くも優しく検証する。
それが「やれたかも委員会」である!
キャスト:佐藤二朗、白石麻衣、山田孝之
脚本:山崎淳也、橋口俊貴、山口雅俊
監督:山口雅俊
原作:吉田貴司『やれたかも委員会』(cakes・双葉社)