1830年、アジア大陸の東南端にあるマレー半島。欧州人の父とマレー人の母との間に生まれた幼いニーナ。ある時、西欧の教育を受けさせたい父の独断で、母のもとから無理やり引き離され、英国へと連れて行かれてしまう。その10年後、養母との不仲により、すっかり成長したニーナが再び半島へ戻って来た。母との再会にニーナは安堵感に包まれ、帰郷できたことに喜びをかみしめていたのもつかの間、今やすっかり落ちぶれてしまった父の姿を見て落胆する。そんな父は名誉挽回を目指し、ニーナーを連れてマレー半島の奥地にある金塊を探しに行こうとするのだが…。