高層ビルにあるオフィスで働くシングルマザーのヨンウは、上司のチェ室長にセクハラされる毎日。地下駐車場の警備員ジュノは親切な男だが、時折過剰な優しさをみせ、ヨンウを見る視線がまとわりついてくる。それでもヨンウはひとり娘のために必死に働いていた。クリスマスイヴの夜。その日は設備点検のため夜になるとビルが封鎖されることになっていた。ヨンウはチェから命じられた残業を終わらせて急いで帰宅しようとするが、ビルの地下駐車場で突如気を失ってしまう。目を覚ますと、洋服は赤いドレスに着替えさせられており、目の前には怪しく微笑むジュノが佇んでいた―。