【#2】
夢子(浜辺美波)とユメミ(松村沙友理)の対決は、その名も、「一流アイドル決定戦 バトっていいとも!」。あっけにとられる鈴井(高杉真宙)と芽亜里(森川葵)をよそに、会場のボルテージは最高潮に。どちらがアイドルにふさわしいかを競う、一見すると楽しげなこのゲームには恐ろしい裏があった。ファンへの神対応で知られるユメミだが、実は彼女はファンを金づるとしか考えておらず、アカデミー賞を受賞するという自身の夢の踏み台としか見ていなかった。それを知った夢子は、楽屋でファンを罵倒するユメミの発言を録音、ギャンブルで自分が勝ったらその音源を公開すると提案。それに対してユメミは、自分が勝ったら夢子をアイドルにし、闇サイトに売り飛ばすという条件を掲げる。こうして、人生を賭けたギャンブル対決の火蓋が切って落とされる。「歌唱力対決」「心肺機能チェック」「イントロクイズ」など、アイドルの素養を試すゲームが展開され、夢子とユメミは一進一退の攻防を繰り広げるように見えたのだが―。
この伝統ある名門校で生徒の階級を決めるのは“ギャンブルの強さ”。
勝者には地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。
この学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名は蛇喰夢子。
一見するとお淑やかなこの美少女は、いかなるリスクもいとわない常軌を逸したギャンブル狂だった。
学園を支配する桃喰綺羅莉率いる生徒会は、夢子を危険な存在と判断し、百戦練磨の刺客たちを送りこむ。
壮絶な駆け引きと騙し合いを制したものだけが勝てる、究極の己を賭けた心理バトルが、さらに加速する―!
キャスト:浜辺美波、高杉真宙、森川葵、松村沙友理、中川大志
脚本:高野水登、英勉
監督:英勉,茂木克仁,深迫康之
原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)