地域医療との連携を理由に、赤字の診療科医師を地方病院に派遣させるという話が持ち上がり、ジヌはそれを推進しようとするキム副院長への不信感をあらわにする。そのアイデアの張本人こそ、医師の派遣によって保健福祉部から支援金が出ると知ったク・スンヒョだった。病院が企業に買収されたことによって、効率ばかりが叫ばれることに危機感を抱いた医療陣は副院長に不満をぶつける。だが、スンヒョはそんな医師たちの不満を地方に蔓延する医療不足の現実を盾に、封じ込めてしまう。患者の苦痛を目の当たりにしてきたジヌはこの事態を打開したいのだが…。
サングク大学病院応急医療センター所属のイェ・ジヌ(イ・ドンウク)は目立つことを嫌う若手医師だが、医師が進むべき道に対する強い信念を持っていた。その信念は、実の父のように慕い、心から尊敬する院長イ・ボフン(チョン・ホジン)から譲り受けた、遺産のようなものでもあった。だからジヌにとってサングク大学病院は、単純な「職場」を超える意味を持つ大きな存在だった。ある日、大企業の経営者だったク・スンヒョ(チョ・スンウ)が社長として赴任してくる。企業のように病院の経営効率と利益を最重要視するスンヒョのやり方に、ジヌと同僚医者たちは反発するが…。
2018年/韓国/全20話/日本語字幕版
監督:イ・スヨン 脚本:ホン・ジョンチャン、イム・ヒョンウク
キャスト:イ・ドンウク、チョ・スンウ、ウォン・ジナ、イ・ギュヒョン