第二次大戦前のフランス領アルジェリアとパリを舞台に、野望を秘めた青年の、成功への道を駆け上がろうとする、熱く激しい生き様を描く。1974年に鳳蘭主演、1983年に峰さを理主演、2011年に霧矢大夢主演で上演された作品の再演。孤児として育ち、仲間たちと共に悪事に手を染めながら、暗くみじめな青春を送っていたジュリアン(礼真琴)だが、いつの日かアルジェを出てパリへ渡り、陽のあたる場所へ躍り出るという大きな野望を抱いていた。革命記念日の夜、ジュリアンは仲間のジャック(愛月ひかる)から、総督の懐から財布を抜き取ることが出来るか否かの賭けを持ちかけられる。腕に憶えのあるジュリアンは、恋人のサビーヌ(音波みのり)が止めるのも聞かず賭けに応じる。ところが盗みに失敗し、ジュリアンは総督に捕らえられてしまう…。※著作権上の都合により、第1場・第5場の一部を割愛致しております。
2019/星組/礼真琴、音波みのり