ルドルフは飼い犬のダルメシアンにしか興味がない風変わりな大富豪。ある夜、親族を招いて晩餐会を開いたが、招かれた親族たちは犬同様の扱いに怒り狂う。ルドルフはその夜、レインボウ・ガールズと呼ばれる娼婦たちとのどんちゃん騒ぎの中、心臓発作となり昏睡状態に陥ってしまう。ルドルフには風変わりな甥のメレアーグラが居たが、親族達に煙たがられ、世俗に嫌気が差したメレアーグラは愛犬クロノスと共に親族会議から去る。5年後、メレアーグラはコソ泥のディマと地下下水道で暮らしていた。ディマはメレアーグラの叔父ルドルフの死と相続できるであろう遺産を待ちわびて日々を暮らしていたのだが…。