第二次大戦下の1945年3月、ヨーロッパ戦線の末期。敗色濃厚なナチス・ドイツは、バルカン諸国で展開する自軍40万人の撤退路を確保するべく、中欧スロベニアでパルチザン(対独レジスタンス)の掃討作戦を開始する。ナチスからの援軍であるガリツィア師団がその任務に就くが、その数12,000人。パルチザンの若き司令官フランタは、東アルプス山脈にあるメニナ山に避難するも、寒さと飢え、弾薬不足で劣勢に立たされていた。それでも山中に散らばる仲間の部隊500人と共に、ドイツ軍の強固な包囲網から突破する為、最も困難かつ凄絶な戦いに身を投じていく。