小さな村でヤギのラヤと両親とで暮らしている少年ホジャ。父のアラムはホジャに家業の仕立屋を継いでほしいと思っているが、ホジャは自分の目でもっと大きな世界を見たいという夢を持っていた。家業を継ぐ継がないでもめていたアラムとホジャ。そんな二人を見ていた向かいに住む老人エル・ファザは、ホジャに大都市ペトに行き、置いてきてしまった孫娘ダイヤを探してきてほしいと、なんと隠し持っていた空飛ぶじゅうたんを差し出す。エル・ファザはその昔、ペトでじゅうたん目当ての強欲な王様に殺されそうになったため、やむをえずダイヤを置いてペトから逃げ出したのだった。空飛ぶじゅうたんを貸してもらったホジャはラヤと一緒にペトへ行くが、そこは夢に描いていたような理想の街ではなく、強欲な王様をはじめ、自己中心的な人々が多く住む町だった。ホジャは無事ダイヤを見つけ出し、村に連れて帰ることは出来るのか!?