中年男のトムは妻子に捨てられ酒浸りの毎日。ある日、自殺しようと遺書を書くが、思い直した瞬間に階段から転げ落ち、不意打ちで死んでしまう。そして目が覚めると幽霊になっていたトム。そこに幽霊管理人アンジーが現れ、自殺だと亡くなった場所から出ることができないと告げられる。トムは誤って階段から落ちたとアンジーに詰め寄るも、遺書を書いていたことから認められず、裁判までに善行を積むしかないと言われてしまう。やがて現実世界ではトムの家が売りに出され、そこにどこかギクシャクしている三人家族が引っ越して来る。そんな一家の娘サラベスにトムの姿が見えたことから、彼はその一家を不幸から救い、善行を重ねることで、この家から出るチャンスをつかもうと考える。