かつて代表にも選ばれた陸上の選手で刑事課に所属していた草壁栄次(戸塚純貴)は、事件で負った怪我が原因で戦力外通告を受け、部署を異動。やってきた先は、働き方改革が進められる中、万年人手不足の問題を抱える警察の各部署のサポートのために作られた、武蔵野中央署生活安全課総務2係、人呼んで「ひきこもり係」だった! そこは、定年して3年経つ元ベテラン刑事の花房等(高田純次)が警視監から依頼されて作った寄せ集め部署で、元ハッカーで基本は漫画喫茶にこもっている百田桜(山本舞香)、元科捜研で今は母親の介護で自宅にこもっている家藤時子(富田靖子)ら、ひきこもりばかりが集まっていた。極めつけは、ひきこもり係のキャップ、引谷太郎(滝藤賢一)。いつからか署に住みつき、部屋にひきこもり続け…署内でも謎の存在となっている。
そんなひきこもり係に、行方不明になった婚約者を探して欲しいと今井純奈(北香那)がやってくる。時を同じくして、大手IT企業「マウンテン」代表・山岸凌平が絞殺され、土下座の格好で遺体が発見される事件が発生。刑事課強行犯係の高瀬美幸(野波麻帆)らが追っていたこの事件に、花房の手回しでひきこもり係も捜査で加わることに。引谷と草壁は、捜査資料にあった山岸の写真を見て驚く。名前は違うが、純奈が探していた婚約者だったのだ!