大学で写真サークルに入った平良(萩原利久)は、小山和希(高野洸)と出会う。小山のおかげで、平良に対する侮蔑や揶揄はすっかり消え、平穏な大学生活を送っていたが、高校卒業以降、憧れのキング・清居(八木勇征)と会えない日々に、平良は虚しさを抱えていた。ある日、テレビに映る清居に、平良が釘付けになっていた様子に気づいた小山は、とあるサプライズを決行。自分の誕生日に、小山の兄・洋平(栗山航)が演出する舞台を見に行こうと提案したのだった。その舞台に出演していたのはなんと、清居で―。久々に再会を果たす2人だったが、平良はより一層胸が苦しくなっていた。入間(染谷俊之)らキラキラした俳優仲間に囲まれ、絶対に手が届くはずがない清居を、このまま追いかけ続けていいのだろうか…。
「穏やかな学生生活、理解してくれる友だち…。清居は嵐のように、せっかく実った果実のすべてをもぎとっていく」