ブリテンの伝説的な王、アーサーが率いる円卓の騎士の長、ランスロットに光を当てたミュージカル。仲間の騎士達との友情と対立、王への忠誠と葛藤、王妃グウィネビアへの愛と苦悩の中、騎士道精神を貫く男の姿をダイナミックに描く。ブルターニュを治めるバン王の息子ランスロット(真風涼帆)は、生まれて間もなく敵の襲撃で両親を亡くし、湖の妖精ヴィヴィアン(美穂圭子)に育てられる。数年後、カメラード国王レオデグランス(碧海りま)に預けられたランスロットは、国王の娘グウィネビア(早乙女わかば)を守る騎士となるべく修練を積み、武芸において比類なき騎士へと成長した。一方グウィネビアは、父王の寵愛と庇護の下、一国の王に嫁ぎ王妃となるべく育てられる。彼女の側には常にランスロットがおり、二人は幼き頃より同じ時を過ごしてきた。そして、とうとうグウィネビアがブリテンの若き国王アーサー(天寿光希)の許へ輿入れすることが決まる…。 作・演出:生田大和
2011年/星組/宝塚バウホール/キャスト:真風涼帆、早乙女わかば