小青は張玉堂の肉親捜しを手伝い、蘇州の名家、張家にたどり着く。生き別れた息子を捜していた張家も玉堂こそ張家の若様だと認める。しかし張夫人にとって息子を見つけた恩人は小青ではなく法海であった。張家を訪れた法海は張夫人を誘導して小青を貶めさせ、怒った小青は玉堂を置いて1人で保和堂へと戻る。その頃、許仙もまた、もう1人の法海と会っていた。法海の肉体は心の魔に乗っ取られ、張家に現れたのは心の魔のほうだったのだ。保和堂に戻った小青は意気消沈するが、程なくして玉堂が戻ってくる。彼は小青のために何不自由ない暮らしを捨ててきた。小青は二度と玉堂と離れないと固く決意するが、白素貞の強烈な反対に遭う。小青はどんな忠告にも耳を貸さず、素貞と100年別れても愛を貫くと決め、すべてを捨てて玉堂と共に去っていった。
千年に及ぶ天上界での修練を経て、白蛇の妖怪は白素貞(はく・そてい)という名の人間の女性に姿を変え、人間界で善行を積んで仙人になることを目指す。臨安(りんあん)の町にやってきた白素貞は、“臨安の華佗(かだ)”の異名を持つ医者の許仙(きょ・せん)と巡り会う。やがて惹かれ合った白素貞と許仙の二人はめでたく夫婦の契りを交わす。そんな矢先、端午の節句祝いで、飲んではいけない雄黄酒を飲んでしまった白素貞は正体を現してしまい、それを見た許仙はショックの余り意識を失ってしまう。酔いから覚めた白素貞は崑崙山に生えている薬草を決死の覚悟で摘み取り、許仙に飲ませて蘇らせる。しかし、白素貞が妖怪だという噂は瞬く間に臨安の町中に広がり、町民から排斥されるようになる。許仙は白素貞を守りたい一心で邪薬を飲み、妖怪に姿を変えてしまったがために、僧侶の法海によって金山寺に連行されてしまう。さらに、許仙の子を産んだばかりの白素貞まで雷峰塔に幽閉され…。人間と妖怪、垣根を越えて愛し合う二人の身に最大の危機が訪れる。
2019年/台湾/全36話/日本語字幕版
監督:ジー・レイ
キャスト:アラン・ユー、ジュー・シンイー、ペイ・ズーティエン、シアオ・イエン、ニエ・ズーハオ