香港でシャンタルという女性が失踪する事件が発生。彼女はDVをテーマにした写真展で、モデルを務めていた。そのため、香港警察は写真展を開催していたカメラマンのローマンを事件の重要参考人として尋問する。しかし彼は、シャンタルは撮影のあとに失踪したと供述し、事件への関与を否定する。時おかず、次の写真展のモデルを求めて香港の街へと繰り出したローマンは、訪れた寺院の中で物憂げな表情で参拝する女性サニーに目を止める。監視するように彼女のあとを付け回していたローマンだったが、サニーが電車に飛び込もうとする素振りを見せると、とっさに引き留め彼女に手を差し伸べる。