すべての大人たちがゾンビになってしまった世界。青年トッドは、言葉を発しない弟ベニーを守りながら、安住の地を求めて旅をしていた。生き残るため、常に気丈に振る舞うトッドだったが、内心はもうすぐ18歳になる自分もゾンビに“変換”してしまうのではないかと怯えていた。ある日の夜、いつものようにたき火の側でベニーと過ごすトッドたちに、謎の集団が近づいてくる。頭目と思われる女は家族にならないかとトッドを誘うが、”平原の魔女”の噂を聞いていた彼は、彼女たちを信用できないと、その申し出を断る。しかしその後、謎の集団が去ると同時に猛烈な睡魔に襲われるトッド。翌朝、目を覚ますとベニーの姿が消えていた。