アメリカ政府の諜報機関に所属していたエージェントのニコラスは、かつて敵に捕まった際、激しい拷問を受け仲間を売った過去を持っていた。拷問の影響で一部記憶を失ったニコラスは引退し、田舎町で隠遁生活を送っていた。ある日、かつての上司イライアスが訪ねてくる。イライアスの娘で同じく諜報機関のエージェントであるモニカは、1年前に続発した任務中のスパイ8人が暗殺される事件を追っていた。しかし、事件の黒幕を押さえたデータファイルともども、クエンティンという謎の人物が率いる組織に拉致されたのだ。イライアスから娘の救出を懇願されたニコラスは、スパイの世界に否応なく引きずり込まれる。そして闇のルートを通じてモニカの所在地を突き止めたニコラスは、モニカが拉致された農場へ侵入、鮮やかな手際で警備を始末し、モニカ救出に成功する。組織の追っ手が迫る中、機密を収めたデータファイルの取り出しに掛かるニコラスにモニカは銃を向ける…。