男の友情、男女の愛をテーマに、維新の主役となった坂本竜馬の生き様を描いた作品。’89年(バウホール)と’96年(シアター・ドラマシティ)に真矢みき主演で上演された『硬派・坂本竜馬!』を宝塚大劇場用にリメイク。宙組トップコンビ(当時)・貴城けいと紫城るいのサヨナラ公演となった。幕末、徳川幕府への不満を持つ各地の志士たちが新国家建設に乗り出していた。土佐の郷士・坂本竜馬(貴城けい)は、江戸の北辰一刀流千葉道場で剣術を学んでいたが、開国論者の勝海舟(立ともみ)に共感して弟子入りし、道場を破門される。京に出た竜馬は神戸海軍操練所で学び、後に妻となる伏見・寺田屋の養女・お竜(紫城るい)と出会い、次第に心を通わせて行く…。竜馬は同郷の友人・中岡慎太郎(大和悠河)の協力を得て奔走。薩摩の西郷隆盛(寿つかさ)と長州の桂小五郎(北翔海莉)の対面を実現させ、ついに薩長同盟が締結する。勝は同盟の立役者である竜馬が考えた新たな策を将軍徳川慶喜(蘭寿とむ)に進言することに…。 作・演出:石田昌也
2006年/宙組/宝塚大劇場/キャスト:貴城けい、紫城るい、大和悠河、蘭寿とむ