玉座に近づいたことを喜ぶ威寧侯は左卿辞に、自分に譲位する前に古茲との協定に玉璽(ぎょくじ)を押すよう強要する。要求を飲んだ左卿辞は、その代わりに花火が見たいと条件を出す。療養のため温泉山荘に運ばれた左卿辞のもとに、雲落が現れる。左卿辞は雲落に、譲位の儀で自分が偽の哀帝であると暴露して欲しいと頼む。それは2人が逃げ場を失うことを意味していた。花火で埋め尽くされた夜空の中に、雲落は無耳寨で左卿辞とともに眺めた花火を上げ
大盛(たいせい)国の軍事機密・錦繍(きんしゅう)山河図が逆賊によって奪われた。天下の情勢を掌握する情報機関・山水渡(さんすいと)の宗主・文思淵(ぶんしえん)は、方外谷(ほうがいこく)の者から山河図奪還の依頼を受ける。集められたのは、高貴な身分を隠す流浪の医者・左卿辞(さけいじ)、武林の盟主を務める正陽(せいよう)宮の門弟・沈曼青(しんまんせい)と殷長歌(いんちょうか)、そして謎の盗賊・飛寇児(ひこうじ)。旅の途中、左卿辞は飛寇児の正体が女性であることに気づく。さらに彼女は、10年前毒に侵された左卿辞を救い、生きる希望をくれた少女・蘇雲落(そうんらく)であった。雲落は師匠の治療に必要な“神薬”の在りかと引き換えに、文思淵に協力していた。左卿辞は運命的に再会した愛しき人とともに、自らの過去と朝廷の陰謀に命を賭して立ち向かうが…。
2020年/台湾/全48話/日本語字幕版
監督:マオ・クンユー 脚本:ウー・トン
キャスト:ジャン・ヤオ、ジャン・ヤーチン、ゾウ・ティンウェイ、ドン・ユーリー、ジョン・ハオ、シー・ユンポン、シュー・モンユエン