青鸞と玄鵠宛に実家から母親の訃報が届く。報せを受け葬儀に向かおうとする2人にもう1通の手紙が届いた。死んだはずの母からの「戻らないで」という手紙だ。それを訝しく思うが、すでに亡くなっているのは間違いないと無心は言う。状況の不自然さに殺された可能性を指摘する無心は、真相解明の手助けにと同行を申し出るのだが…。
唐の時代、長安の都は繁栄を極めるが、闇の世界では妖魔が跋扈(ばっこ)していた。陰陽師の無心(ムシン)と神医の尚青天(シアンチンティエン)は、妖魔を退治することを生業とする捉妖師だ。ある日、才能豊かな科挙受験生の劉重霄(リウチャンシャオ)が奇怪な死を遂げる。世間は自殺と見ていたが、全身の骨が折れていたというその死に不審な点を感じた無心たちは独自に調査を始める。劉重霄は死の直前、花門楼で開催されていた才を競い合う文壇対決で柳玄鵠(リウシュエンフー)という青年に勝ったばかりだった。そして、同じく柳玄鵠に勝った崔鉞(ツイユエ)がその晩に無心たちの目の前で自殺を遂げる。柳玄鵠に勝った者が謎の死を遂げるという共通点から、花門楼の支配人は柳玄鵠の出場を禁じるのだが、無心はこれらの事件の背後に妖魔が関わっているのではないかと考えていた…。
2020年/台湾/全28話/日本語字幕版
監督:ウー・グォキ、シュー・フェイカン、リー・インチョン、ハン・レイ 脚本:シュイ・ジユアン、シャオ・ジーヤオ、リー・ナン、リー・チエン、ジャン・ハンビン、ウー・シュジアン
キャスト:エルビス・ハン、チェン・ヤオ、スイ・ヨンギアン、ジー・シャオフェイ