双嬌伝〜運命の姉妹と2人の皇子〜 第34話

あらすじ

和親のためなんこうから薛栄に嫁いだ趙婉児（ちょうえんじ）。亡き夫の位牌を持っていたため、死罪に処されそうになるが、玉盞によって救われる。しかし、それはかつて家族を皆殺しにした敵（かたき）を探し出すための婉児の策略だった。一方、江紹は言信を目の前にし、金盞への愛と母親の敵への憎しみの間で苦しむ。そんな彼に言信はある提案を持ちかけて…。

ストーリー

霊陽の都で「符家の娘を娶れば帝王となる」という謡諺が流行し、それぞれ文と武に秀でる符家の姉妹・玉盞と金盞は権力闘争に巻き込まれていく。皇帝は養子の薛栄に皇位を継がせようと考えているが、薛家の血を持たぬ者が皇位につくのを不満に思う長公主は、さまざまな陰謀を画策して薛栄の即位を邪魔する。符家と国の安泰のために皇后として薛栄を支えようと考える玉盞だが、運命のいたずらで金盞が皇后となってしまった。それでも薛栄に惹かれる玉盞。薛栄への想いは愛なのか、家のための打算なのか？ 確信が持てず揺れ動く心の行方は？

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