赤華珠〜君に誓う愛〜 第30話 危うい治療

あらすじ

紫烟（しえん）を救うため龍吟城に戻る許可を白蘇（はくそ）に得る白為止（はくいし）とようかく。白為止の兄弟子・王清正（おうせいせい）は那嵐岳（だらんがく）がこれまで霊教にかくまわれていたことを白為止に告げ、注意をうながす。紫烟も凌虚閣の敵と見なす那嵐岳は胸中複雑で、滄七（そうしち）は紫烟の死は龍吟城襲撃の好機だと説得。白為止とようかくは紫烟の治療を行うための作戦を練り、龍吟城に使いを送る。

ストーリー

龍吟城・城主の次女であるようかくは、消えた秘薬“赤華珠”を探す旅の中で、仮面を被った集団に襲われる。しかし、偶然そこを通りがかった剣士、林敬（りん・けい）に助けられる。ようかくは、その後も幾度となく仮面の集団に襲われるが、その度に自分を助けてくれた林敬に、次第に惹かれていく。しかし、林敬の正体は、龍吟城と深い因縁のある凌虚閣の閣主の息子、那嵐岳（だらん・がく）だった。彼は、母の病を治すと言われる龍吟城の秘薬“赤華珠”を手に入れるため、そして、父の死の真相をようかくの父から探り出すため、林敬と身分を偽り、ようかくに近づいたのだった。しかし、ようかくと行動を共にするうちに、那嵐岳もまた、明るく屈託のないようかくに惹かれはじめる。そんなある日、ようかくと林敬はともに凌虚閣へと向かうことになる。ところが道中で林敬の婚約者という女性と遭遇、彼女はようかくに林敬の正体を明かしてしまい…。

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