事の真相が明らかになったため、白沢は死んでも悔いはなかった。白沢を疑い、鞭でひどく打った清歓は悔いて心が痛むのだった。そして満身創痍の白沢を牢から出して御医に診させ、清歓が自ら看病をする。目が覚めた白沢は帰国を願い出るが、凌国では三皇子がすでに皇太子となっており、心が打ち砕かれ失意のどん底に落ちる。それは清歓と三皇子が手を組み、白沢を帰国できないようにさせたものだった。
天界の清らかな川のほとり、白沢(はくたく)神君の袖が1輪のあやめの花に触れると、あやめは清歓(せいかん)という名の仙女に変わった。清歓は白沢に一目惚れ、彼のあとをどこまでもついてゆく。しかし白沢は天帝になるための試練を受けるため、人間界へと旅立ってしまう。別れ、恨み、手に入らぬ苦しみを、輪廻転生を繰り返しながら三世にわたり受けることで初めて天帝の地位へと昇ることができるのだ。「あやめの花びら3枚は、一世を終えるごとに1枚散り、最後には跡形もなくなってしまう」と忠告を受けるのも意に介さず、白沢のあとを追い自らも人間界に降り立った清歓。果たして、あやめの花びらが散ってしまう前に二人の恋を成就させることは出来るのだろうか?
2022年/中国/全8話/日本語字幕版
監督:チェン・イー 脚本:ジョン・ウータン
キャスト:ヤン・ゾー、リン・イエンロウ、ソン・イエンエン