内侍省の陳謹(ちんきん)は、尚宮局の長・姜(きょう)氏の罪を皇帝に告発する。許昌平の出自の噂を耳にした皇帝は、許昌平に母の姓を問う。そして全てを悟った皇帝は、許昌平の扱いに配慮するよう臣下に命じる。そんな中、趙王は大逆の罪により刑に処されることに。刑の直前、皇太子は趙王と2人で言葉を交わす。趙王の言葉は皇太子の胸に波紋を広げる。
南斉国の皇太子で、幼い頃に母を亡くし、皇帝である父からの寵愛を受けることなく育った蕭定権(しょうていけん)は、父の側近として登用された許昌平(きょしょうへい)の正体に疑念を持つ。蕭定権が問いただすと、許昌平は「母がかつて宮仕えをしていた」と話す。そうして蕭定権の信頼を得た許昌平だが、実はかつて権力闘争の末に亡くなった愍(びん)皇太子の息子であり、従弟である蕭定権を敵視していた。しかし現在の許昌平はそのことを後悔し、蕭定権のために誠心誠意尽くすことを固く心に誓っていた。そんな中、蕭定権は陸文昔が何者かの勢力に脅かされていることを知る。趙王(ちょうおう)・蕭定楷(しょうていかい)の結婚に乗じて危機を回避しようとするが、再び黒幕に陥れられてしまう。
一方、長州の戦地に赴いていた伯父の顧思林(こしりん)の戦死の知らせが宮中に届く。蕭定権は急いで長州へ向かい、そこで従兄弟の顧逢恩(こほうおん)に会うのだが…。
2020年/中国/全12話/日本語字幕版
監督:ヤン・ウェンジュン 脚本:シュエマンリャンユエン
キャスト:ルオ・ジン(ルオ・チン)、リー・イートン、ジェン・イェチョン、ワン・ユー、ホァン・チーチョン