千語の話を聞き、言夕のもとに向かう小晩。言夕は願いを書いた灯籠を手に、橋の上で小晩を待っていた。そして、言夕は小晩に3年分の思いを伝える。その2人の姿を遠くから見守る千語や子謙。そうして、小晩が久しぶりに顧家へ戻ると、言夕の祖母や本物の婉児が小晩を出迎えるのだった。多くの出来事を乗り越えた言夕と小晩の結末は…。
花売りをしている蘇小晩(そしょうばん)は、足の悪い弟を都一の名医に診てもらおうと一芝居打つのだが、とある若者に咎められてしまう。しかし、そんなことではめげない蘇小晩は、今度は宝飾店の名家、顧(こ)家の侍女となり、治療費を稼ごうとする。ところが、顧家の若き当主、顧言夕(こげんせき)は、蘇小晩のウソを見破ったあの若者だった。顧言夕に追い出されそうになる蘇小晩だったが、顧言夕の祖母が蘇小晩を行方不明になっている顧言夕の妹・顧婉児(こえんじ)だと思い込んでしまう。祖母の前でうまく妹を演じきった蘇小晩と、孫娘が戻ったと喜ぶ祖母の姿を見て、顧言夕は蘇小晩を顧家に置くことに。そんな中、蘇小晩は顧家の屋敷の中で、もうひとりの若者と出会う。顧家の書生だというその若者は、蘇小晩が幼い頃に結婚を約束した“葉兄さん”と同じ玉佩(ぎょくはい)を持っていた。運命を感じた蘇小晩は彼に猛アプローチするが、実はその彼は顧言夕の弟・顧子謙(こしけん)で、その玉佩も兄からもらったものだったのだ。 ある日、顧子謙はそれを蘇小晩に告げるのだが…。
2020年/中国/全21話/日本語字幕版
監督:ダイ・ルー 脚本:ホアン・モンティン、ルオ・イエンビン
キャスト:ヤン・ジーウェン、イエ・ションジア、チャオ・ティエンユー、ユー・シューシン、リウ・ルンナン