新選組を辞めると言いだした松永新之丞(杢代和人)に、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)は驚きを隠せない。
新選組には“脱走、脱退は見つけ次第、連れ戻し切腹”という掟があり、それゆえ山南敬助(永田崇人)も切腹に至ったのだ。しかし、新之丞は山南の最期の教えがあったからこそ、斬りあう虚しさに気づきながら見て見ぬふりをしてきた自分の気持ちを確認できたと告白。もう自分に嘘はつけないと打ち明ける。
そんな新之丞の決意を聞いた南無之介(羽谷勝太)は自分もついていくと申し出るが、新之丞は、南無之介は連れていかずひとりで行くと拒絶して…。