丁謂(ていい)と王欽若(おうきんじゃく)は劉娥(りゅうが)に対し、「蘇義簡(そぎかん)が3人の命を奪った罪は大きい」と死罪を主張する。大理寺(だいりじ)の審理が終わり、劉娥は蘇義簡の命を守るべく郭賢(かくけん)にも相談するが、有効な手立ては見つからない。また蘇義簡自身も、趙禎(ちょうてい)が将来治める宋のために、法に基づいた処刑を望む。蘇義簡の一件をきっかけに、趙禎は追い求めていた真実を知ることとなる。そこから更に、10年以上見つからなかった遺詔の存在と、その内容が明らかになる。
北宋の第三代皇帝・真宗(しんそう)は皇太子になる前の襄(じょう)王だった頃、運命の女性と出会う。蜀(しょく)の平民・劉娥(りゅうが)は、宮廷と朝廷からの反対を受けながらも、襄王との愛に生きることを決意。国と民への惜しみない貢献が認められ、妃(きさき)となり、皇后にまで昇り詰める劉娥。ついには皇太后となり朝廷に立っても、彼女の根底にあるものは変わることなく、その生涯を全うする。歴史上の実在の人物や事件を、情愛と忠誠の角度から焦点をあて、しっとり情感豊かに描いた超大作時代劇。
2018年/中国/全61話/日本語字幕版
監督:リー・シャオホン 脚本:チャン・ヨンチェン、チャオ・シャオペン
キャスト:リウ・タオ、ヴィック・チョウ、リャン・グァンホア、チー・シー、ツァオ・レイ、リウ・ツォン