夢華録（むかろく） 第15話

あらすじ

東京で生きていくため、自分にできることは何かよく考えるよう顧千帆から言われた宋引章（そういんしょう）は、ちょうふんじたちを助けたい一心で東京の教坊司（きょうぼうし）を訪れる。教坊司への移籍の希望がかない、教官となった宋引章はそこで沈如琢（しんじょたく）という男に出会う。一方、ちょうふんじは開店したばかりの趙氏茶坊の売り上げ不振に悩む。ちょうふんじは顧千帆に問いかけ、不振の理由を探ろうとする。

ストーリー

時代は北宋（ほくそう）。杭州（こうしゅう）で茶坊を営むちょうふんじは、婚約者の欧陽旭（おうようきょく）が科挙に合格したとの知らせに喜んだのもつかの間、彼が高官の娘と結婚すると聞かされ、衝撃を受ける。彼の本意を確かめようと都に向かう道中、夫に捨てられ息子を奪われた親友の孫三娘（そんさんじょう）がこの旅に加わる。さらに、妹のように可愛がってきた宋引章（そういんしょう）が結婚詐欺でひどい目に遭っていると知り、助けに向かう。そんな中、思いがけず彼女たちの頼もしい味方となってくれたのが、なりゆきで道連れとなっていた皇城司の指揮使・顧千帆（こせんはん）。彼はある事件を調べるうちに敵の罠にはまり追われる身となっていたが…。

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