花令嬢の華麗なる計画 第21話

あらすじ

姫元溯から裏山に呼び出された花琉璃。姫元溯と話をするうちに、花神廟で彼が線香を上げていた相手は自分が思っていた人物ではなかったと知る。そして、安堵している自分に気づき、姫元溯のことが好きだと自覚する。そんな中、杜琇瑩は未だに雲寒を手厚く看病していた。雲寒はそんな彼女に、姫元溯に届けるよう呼び笛を託す。

ストーリー

昌隆（しょうりゅう）30年の冬、長く続いた敵国・金珀（きんはく）国との戦いで縉（しん）国を勝利に導いた花（か）家軍。その功績により花家の娘・花琉璃（かりゅうり）は、県主の称号を与えられ、皇帝から都に呼ばれる。しかしそれは、「花家の兵力増長が皇位を脅かす」と言う官吏たちをなだめるためのいわば人質としてだった。そのことを百も承知で都入りした花琉璃は、気が強く武芸の達人でありながら人々を欺くために病弱でか弱い令嬢を装うことに。だが、幼い頃に何度も文（ふみ）を送っていた皇太子・姫元溯（きげんそ）にだけは素顔を見抜かれていて…！？ 芝居を続ける花琉璃とそんな彼女の動向に目を光らせる姫元溯。2人は互いの腹を探るうち、惹かれ合っていき…。

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