ある日、隣の朗おじさんの息子、剛剛がベランダを伝わって榴蓮の部屋へ入ってくる。榴蓮は剛剛を連れてフリーマーケット会場へ向かい、自分の絵を売り始める。剛剛から父親のことを尋ねられた榴蓮は、子供の頃を思い出す。幼い榴蓮は父親を突き止めるため、母親の周囲にいる男性の顔のパーツを描いては、まだ見ぬ父親のことを連想していた。そして大人になってからも榴蓮は試験管ベビーを斡旋する会社に問い合わせの電話を入れるが、先方からは意外な回答が…。
あの劉閔之(ニー・ホンジエ)が死んだ…!“榴蓮/ドリアン”こと劉恋(カン・ジンズ)にとって一番の天敵であり、最大の理解者、そして唯一の家族だった母親の劉閔之が…。口やかましい過干渉な母親が病死したことで急に解き放たれてしまった榴蓮は、妊娠したことを隠していた同僚に代わって妊婦に扮し、会社から見事休暇を勝ち取る。方向性の違いでケンカ別れした事業パートナー、デザインは二の次で保身ばかりの上司、シングルライフを謳歌中だと豪語する女、劉閔之の勤め先に間借りしていた新鋭の若手画家、隣に住む夫婦と幼い息子の3人家族、まだ娘が死んだことを知らない老人施設で暮らす祖父。彼らを通して見えてきたのは、娘は試験管ベビーだと頑なに主張する劉閔之とぶつかり合いながらも歩んできた道のりだった。別れて何年も経つのになぜか離れられない元カレの寧遠(チェン・ルオシュエン)や新たに榴蓮のルームメートとなった山竹(リウ・メイハン)を交え、榴蓮は突然手に入ってしまった “休日”の扉を開ける。
2020年/中国/全12話/日本語字幕版
監督:シアン・グオチアン、ワン・ジアシー 脚本:ワン・ジアシー、チェン・リン
キャスト:カン・チンズ、チェン・ルオシュアン