オンが口ずさむ、古い曲のレコードを買いに訪れたレコード店でニラはチャチャウィと偶然に出会う。カフェでコーヒーを飲みながら、チャチャウィはニラに亡くなった甥っ子の話をする。離婚を切り出されたランロンはチャチャウィとニラの間には何かがあるのではと怪しんでいた。ニラはスタイリストのヨドイ、メイク係のベイトンと共にショーに出演するモデルのマナウのために打ち合わせに出向くが…

チャチャウィはニラに友人として会いたいと告げるが、ニラはいずれ友達のままではいられなくなると断る。ヨドイからスターになる覚悟があるかと問われたニラは、ベンジャン医師に相談するが「目立たずに普通の生活を送るべきだ」と言われたことで、自分の存在を否定されたと感じ怒りを爆発させる。チャチャウィは自宅を出ていき、それに気づいたランロンは探偵にニラを探るように指示を出す。

ショーの本番に遅刻してきたマナウの代わりに、ニラがフィナーレの衣装を身につけ舞台に立つ。ニラはランウェイの先に座っていたチャチャウィに１輪のバラを差し出し、彼もそれを受け取る。それは演出にはない行為だった。ランロンはニラを罵倒し、人前でチャットにも詰め寄るがチョムタワに制される。ニラの行動はゴシップとして大々的に報道され、有名になっていく。

チョムタワはニラに仕事を依頼したいとディナーに誘う。ヨドイとベイトンと訪れた先には、チョムタワが呼び出したチャチャウィもいた。チョムタワはチャチャウィに見せつけるようにニラの肩を抱き、ニラは不快感に耐えきれず早々にその場を立ち去る。ヨドイはチャチャウィが自分たちの車を追いかけてきた、その真剣な様子から、「きちんと別れるように」とニラに彼と話すことを許す。

マナウはニラを蹴落とすため、大学時代の先輩のオドにニラの素性を調べるように依頼する。チャチャウィは自宅に戻ったが、心が自分にはないことを感じたランロンもまた、ニラの素性を調べるとチャチャウィに宣言した。チョムタワとの仕事の話が進まないため、ニラはヨドイに彼の対抗心を煽る必要がある伝え、ヨドイはチョムタワと親交のある大物とのゴルフを計画する。

夜遅くなっても帰ってこないニラをベンジャン医師は心配していた。チャチャウィは友人の所有する別荘へとニラを連れていき、２人だけの穏やかな時を過ごした。その頃、ランロンはベンジャン医師の元を訪れ夫がニラと一緒にいることを告げ、しっかり妹を監視にするようにと警告する。そしてマナウを呼び出し、ある計画を提案する。

ニラは国際的な映画のオーディションに参加し、好評を得た。ヨドイの車で帰宅中、自宅付近でトラックが道を遮っていたため、ニラが１人で車を降り歩き始めると突然、２人組の男が誘拐しようと襲いかかってきた。そこにポーが駆けつけ男たちを追い払い、事なきを得た。ニラは自分を襲わせたのはランロンではないかと疑う。

オドからベンジャン医師とニラがキスしている写真を受け取ったマナウは、すぐにランロンへ連絡をする。そして、この写真を裏アカウントでSNSにアップしスキャンダルに。チャチャウィはランロンとの離婚を決意したが、ランロンは断固として離婚を拒み、ニラとベンジャン医師のキス写真をチャチャウィへ見せ、動揺したチャチャウィは何も言わずにその場を立ち去る。

マナウとランロンは、お互いに相手がニラに金色の花を贈ったと思っていたが、そうではなかった。実はこれは、ニラがポーに指示し入念に手配したものであった。この花束をめぐるリポーターとの機転の利いたやり取りで、ニラはベンジャン医師とのキスによるスキャンダルのイメージを回復することができた。そしてニラはベンジャンの家から、ポーが手配したマンションへと引っ越しをする。

チョムタワはチャチャウィが深夜にニラのマンションへ出入りしている証拠を手にニラを脅し、強引に手に入れようと抱きしめるが、駆けつけたチャチャウィに引き離される。だがチョムタワは、妹の元に帰らないのであれば誰が一番困ることになるのかを考えろとチャチャウィを脅す。ランロンはマダム・インゴンとの会話でチャチャウィがニラのために家具を取りそろえていることを知り…

ニラがLGBTの問題に熱心に取り組み、注目を浴びることでニラの過去を詮索されるのではとベンジャン医師は心配をするが、ニラは同じ立場の人間のためなら何でもすると決意は固く、口うるさいベンジャンに対し苛立つ。チャチャウィはニラのマンションの近くに２人のための家を購入し、プロポーズをする。マナウはニラのLGBT問題への執着に疑問を抱き、ニラの親族についてもっと詳しく調べるべきだとランロンに提案する。

ヨドイは、不必要な面倒を起こさないよう早くチャチャウィと別れるようにニラを説得するが、ニラはチャチャウィがランロンと離婚するまで待つと決意していた。そして小さい頃にランロンから傷つけられた記憶がフラッシュバックし、徹底的に戦うと心に誓う。ランロンは高額のため断ったニラの素性調査を再会するため、探偵のポンチャイを呼び出す。

ニラはチャチャウィから少し距離を置きたいと言われて以来、傷ついて眠れずにいた。そして気づけば２人の家へと向かっていた。チャチャウィもまた苦しみ、ランロンやチョムタワから逃れるためには、一緒にどこか別の地で暮らしたいと告げるが、ニラは逃げたくなかった。チャチャウィを救い、愛し合うためにニラはある決意をし、チョムタワを呼び出す。

ニラはチョムタワが自分の息子について真摯に話す姿に動揺し涙を流す。しかし、その時にはすでにホテルの外でカーンが待機していた。チョムタワはニラに約束を果たすよう迫り、ニラは決意しチョムタワのグラスへ睡眠剤を混ぜる。そして意識がもうろうとなったチョムタワは、ニラと入れ代わったカーンと寝室へ行き、翌朝目覚めると…

ニラとヨドイ、マナウとジブは先日のコンドミニアムの写真の確認をしていたが、マナウで予定されていたメインビジュアルがニラとなったことでマナウは激怒する。そして、ニラがチョムタワと不適切な関係を持ったためではないかと罵り、その証拠をさらし訴えると宣言する。ニラは秘密が漏れることはないと確信し、ベンジャン医師にチャチャウィと２人で英国ロンドンへ渡ることを告げる。

ポンチャイはニラがチョムタワの息子チャナタワであることを確かめるため、みずからロンドンへ向かう準備を進めていた。同時に、ポーは盗まれたベンジャン医師の時計が売り出されたことで、ポンチャイへとたどり着くがギリギリのところで逃げられてしまう。チョムタワはニラが性転換手術をした息子である可能性が高いことを知り、ランロンには内緒でポンチャイに引き続き調査をさせる。

チョムタワはニラが息子のチャナタワである証拠を手にし、ランロンもその事実を知り愕然とする。そしてこの事実は家族内で解決すべきとチャチャウィを呼び寄せる。その時、オドはポンチャイの手下から得たニラの性転換手術の写真をどうすべきかマナウと相談していた。マナウはこれでニラを陥れることできると考え、名前を伏せた形で世間に問えばいいとその写真をSNSにアップする。ニュースを見たベンジャン医師はニラを心配し捜しに行くが…

憧れだった星翼プロダクションを不合格になってしまったジョウ・ティエン。がっかりしながら家に帰ると、愛猫のチウチウの姿がない。慌ててあちこち捜すが、なかなか行方が分からない。その時、チウチウは思いもかけない場所にいた。一方、社長になり、リストラを強行したジー・チェンの元に、人気作家のチアオ・イーが押しかけてくる。チアオ・イーは以前の担当者、リー・ルーシーを呼び戻せと訴えるのだが、ジー・チェンは聞く耳を持たない。

ジー・チェンから、明朝５時までにEX社の資料をまとめるように命じられたジョウ・ティエン。徹夜を覚悟し、何とかやり遂げる。その頃、チウチウは相変わらず自由に２人の家を行き来していた。そんなある日、ジー・チェンがチアオ・イーをイメージモデルにしたいと考えていたＥＸ社から、商談を延期したいと連絡が入る。何としても契約にこぎ着けたいジー・チェンは、ティエンの運転で待ち合わせの場所へ向かうのだが…。

ＥＸ社のイメージモデルに関する商談がまとまりかけていたところに、チアオ・イーの新刊が盗作だと告発する者が現れる。売れっ子作家の盗作というニュースは瞬く間に広がり、チアオ・イーはマスコミから追われるはめに。チアオ・イーの言い分を聞いたジョウ・ティエンは何か裏があると考え、真相を探ろうとする。だが星翼はチアオ・イーだけに責任を追わせようとしていた。失望したティエンはジー・チェンに退職届を突きつける。

突如、盗作疑惑をかけられたチアオ・イー。マスコミに経緯を説明するべく、記者会見を開くことになった。チアオ・イーが謝罪の言葉を述べ始めた時、会場にジョウ・ティエンが現れる。ティエンはチアオ・イーの小説の原案者であり盗作を訴えた人物の夫を、証人として連れてきていた。証人はリー・ルーシーからカネを受け取り、盗作されたと噂を流したことを認めるが、記者は証拠を見せろと言って納得せず、ティエンはピンチに陥る。

ＮＫ社の望むイメージモデルにジャン・ハオを使おうと考えたジー・チェンとジョウ・ティエン。契約の直前までこぎ着けるが、撮影日と大会の日程がかぶってしまう。そこでジー・チェンは、ハオの過去の映像や写真を使って第一弾の広告を作ることを提案する。一方でジー・チェンは妹、ジー・ニエンがニャンコの楽園で働いていることを突き止め、話をするべくカフェを訪れるが、ジー・ニエンは、兄の過干渉を嫌がり話を聞こうとしない。

ジー・チェンは期待に胸を膨らませてオフ会に向かうが、“サンデー”がジョウ・ティエンだと知って動揺する。なんとか店に入ったものの、自分が“1003”だとはどうしても言えず、ティエンを困惑させる。ひとまず正体を隠したままでティエンとSNSのやり取りを続けるが、ティエンのことが好きになりつつある自分を素直に認められないでいた。ある日、ジャン・ハオからティエンの誕生日プレゼントとして花束とアイスケーキが職場に届く。

ジョウ・ティエンは誕生日なのにチアオ・イーのわがままに振り回され、楽しみにしていた四川料理店にも行けそうになかった。同情したジー・チェンはトラブルにかこつけてティエンのもとへ駆けつけ、チアオ・イーからと称して四川料理を現場にいる皆に振る舞う。また、例年ティエンの父親が作るという麺と同じものをこっそりこしらえ、ティエンに食べさせる。しかしティエンはその麺がチアオ・イーから贈られたものだと勘違いし…。

チアオ・イーの新作の題材が“トレイルランニング”に決まる。小説の題材集めとして、ジョウ・ティエンは選手の生活を体験させることを提案。手配を任されたティエンは、さっそくジャン・ハオにトレーニング施設の予約をお願いする。最初は同行することに乗り気でなかったジー・チェンは、ハオも参加すると聞き、前言撤回して参加を表明する。施設に到着後に早速、山を走る４人だったが、チアオ・イーが行方不明になる。

山の中で行方不明になったチアオ・イーを捜す途中、足をくじいたジョウ・ティエン。優しく介抱してくれたジー・チェンの意外な一面に驚きながらも、これは自分を搾取するためのワニの罠だと言い聞かせる。一方、ジャン・ハオは、ウミホタルの見える思い出の砂浜で、ティエンに告白をしようと決意し、準備を進めていた。偶然、ハオの計画を耳にしたジー・チェンは、何とか告白を阻止しようとさまざまな策を試みるのだが…。

ジョウ・ティエンから「今の仕事にやりがいを感じている」と聞かされたジー・チェン。いろいろな経験をさせてエリートに育て上げるため、チーフに昇進させる。ティエンは実力が認められたと喜ぶが、デスクを社長室の前に移動させられたうえに、膨大な量の業務を命じられ、休む間もなく働くはめに。ジー・チェンはティエンとの仲を深めるため、２人きりで残業しようともくろむのだが、社長を恐れる社員たちは誰も帰ろうとせず…。

ジャン・ハオの失恋の傷を癒やしてあげようと、バンジージャンプを計画するジージー。一方のシン・シンは、ハオに女性を紹介しようとたくらみ、閉店後の店に女性たちを招くが、ジージーに追い返される。ジョウ・ティエンは昇進後、膨大な業務をこなし疲れ切っていたが、やっと週末を迎え、同僚たちと昇進祝いの食事会を開こうとしていた。ＳＮＳメッセージでのやり取りで食事会のことを知ったジー・チェンは、当日、食事会に飛び入り参加をする。

チウチウをペットサロンへ連れて行く“1003”の姿を見ようと、こっそり待ち伏せするジョウ・ティエンだったが、なんとそこへ現れたのはケビンだった。ケビンが正体を隠して自分に近づき探りを入れていたに違いないと考えたティエンは、1003からのメールにそっけない態度を取る。一方、シン・シンはジャン・ハオの失恋の傷を癒やすため、ナイトクラブへ連れて行くが、ハオは小さな誤解から男に言いがかりをつけられる。

ジョウ・ティエンはケビンがジー・チェンから頼まれてチウチウをペットサロンに連れていったのではないかと考え、ケビンに鎌をかけるが、ジー・チェンの横やりが入り、はぐらかされてしまう。その後もあの手この手でジー・チェンが“1003”だということを突き止めようとするが、ジー・チェンにうまく交わされるのだった。ジー・チェンはだましていたと誤解されないよう、ティエンに想いを告白すべく急いで準備を進めるのだが…。