「北の空に凶兆が現れました――永夜が訪れます」。衛光明（えい・こうめい）は、冥王の子を討って昊天の民を救うべきだと進言する。彼の持つ不思議な力は、冥王の子が唐（とう）国の林（りん）府にいることを示していた。一方、唐国では、戦場でのある出来事をめぐり、林将軍と夏候（か・こう）将軍が対立し…。

天啓15年、金帳王庭（きんちょうおうてい）の単于（ぜんう）が急逝し、唐（とう）国から嫁いだ李漁（り・ぎょ）が殉葬されることに。彼女は密かに逃走を試みるが、計画はあえなく露見してしまう。差し向けられた追っ手に馬車を包囲され、万事休すかと思われたその時、何者かが放った短刀が生き物のように宙を舞い…。

夏侯（か・こう）と戦う寧缺（ねい・けつ）を救うために、昊天（こうてん）神輝の力を使い果たしてしまったせいで、桑桑（そうそう）の病は悪化していた。長老・爛柯（らんか）寺の岐山（きさん）大師を訪ね、桑桑の治療を依頼するよう命じる夫子（ふうし）。続けて彼は、寧缺に１つの忠告を与えるのだった…。

明王朝の第12代・嘉靖帝（かせいてい）の時代、朝廷は厳嵩（げん・すう）・厳世蕃（げん・せいばん）の厳氏一党に牛耳られていた。そんな中、南京総兵の程粛（てい・しゅく）は、厳党に対抗する構えを見せたため、厳党の中心人物であり程粛の義兄弟でもあった明徳（めい・とく）の指揮のもと粛清される。唯一、次男の程聞道（てい・ぶんどう）だけが、運よく生き延び、瀕死のところを少林寺の僧、敗火（はいか）に救われる。

蚩尤（しゆう）の怨念が封じ込められた赤魂石は、24年に一度活性化して民に災いをもたらす。数千年の時を経て石を守る蜀山剣派（しょくざんけんは）・諸葛馭我（しょかつぎょが）の元に蜀山三傑の一人、警我（けいが）が変わり果てた姿で現れる。一方、下界の臥雲村（がうんそん）でも丁大力（ていだいりき）がこの石の力を持て余していた。

臥雲村が魔族に襲われ、大力の愛する妻・玉が姿を消す。憤慨する大力は気づくと餡餅（しぇんびん）と蜀山にいた。一方で蜀山三傑が分裂し、警我が片腕を失い変貌していく過去も解き明かされる。魔族の血をひく警我は危険を冒し、屠媚（とめい）を利用して屠霸（とば）に近づこうとする。

馭我は警我と結託し屠霸を破ろうとするが、警我の破天荒な行いを庇いきれず、白眉真人（はくびしんじん）を始めとする蜀山剣派は警我を伏魔谷（ふくまだに）へ追放する。傷つき蜀山への憎しみを募らせる警我。一方臥雲村へ戻った大力は、焼け跡で玉へ贈ったかんざしを拾い上げ顔を曇らせる。

溺れて死んだはずの義祁（ぎき）王の妃、丑清璃（ちゅうせいり）が突然生き返り、王宮は大騒ぎとなる。生き返った丑清璃は、愚鈍で問題ばかり起こしていた以前の丑清璃とは別人のようだったが記憶を失っていた。それもそのはず、実は巫族の娘、米七七（べいしつしつ）が死んだ丑清璃の体に入り込んでしまっていたのだ。生き返った丑清璃を義祁王、呂敖（りょごう）は警戒する。なぜなら丑清璃が溺れた原因は…。

古墓派には、絶対に男と関わってはならないという掟があった。古墓で育った李莫愁は、外の世界に憧れて古墓を抜け出す。

シュー・イーレンは会社をサボり、ガオ・ミンとデートをしていた。しかし、ガオがフランス語で堂々と浮気相手と電話をしているところに、ウソが大嫌いなファン・ジーヨウが居合わせ、イーレンに彼氏が浮気していると告げる。ガオと破局し、落ち込むイーレンが会社に戻ると、ジーヨウが来社し商談をしていた。イーレンがウソをついて会社をサボったと知ったジーヨウは、契約を白紙に戻し、イーレンは会社をクビになってしまう。

葉佳瑶は起業を夢みる若きシェフ。才能はあるが資金がなく改造した車で細々と経営する“深夜食堂”に、皆既月食の夜、客として訪れた男と意気投合する。そして、その男の作った装置と指輪で過去にタイムスリップしてしまい…。

タイムスリップして葉瑾萱の中に魂が入ってしまった葉佳瑶だが、タイムスリップに必要な指輪をなくしてしまう。夏淳于の胸元に落ちたのだと確信した葉佳瑶は夏淳于の居場所を捜しだすと、そこには白崇業が一緒にいて…。

夏淳于は黒風寨の第三家の主となるが、葉瑾萱の父である官僚の葉秉懐とのつながりを疑う白崇業の策略により葉瑾萱と結婚するよう命じられる。何も知らない葉佳瑶は、イケメンの夫との新婚生活を楽しもうとするが…。

慶（チン）大情報学部2年生のウェイウェイは、才色兼備で“学部の花”と呼ばれるが、実は筋金入りのゲーム好き。

農村から上海へやって来たリウ・ウェンジンは、いきなりひったくり騒動に出くわす。シン・ティエンミンを犯人と勘違いして殴ったことから、ハオズーことイエン・リアンクンたちと知り合う。誤解は解けたが、頼ろうと考えていた従兄のウー・ヨウツァイが見つからず、途方に暮れる。泊まる場所もないウェンジンはバーのスタッフとして働くことに。その後、ハオズーの力を借りて、ようやくヨウツァイを捜し出し、彼の店を手伝い始めるが・・・。

ユエンダー社の社長秘書ニエ・シンチェンは社長のチャオ・ユエンファンからの指示で取引先のボージュエ グループ社長イエン・ジンジーを空港に迎えに行く。宴席に案内するまでの途中、ジンジーの乗り物酔い、車内温度の調節、また宴席での機転など、シンチェンの対応は完璧だった。ジンジーは高い条件で彼女を引き抜こうとするも断られる。その晩、ジンジーはある女性の夢を見たと、友人で医師のハン・ズーユーに話す。そしてジンジーはユエンダー社を買収する。

白蛇・白素貞は人身になると観音菩薩の導きにより臨安（りんあん）で経験を積むことになった。着いたばかりの臨安で「臨安の華佗（かだ）」と称される許仙（きょ・せん）を、医療行為で金をたかるぺてん師だと誤解する。白素貞がその行為をやめさせようと思案していたさなか、長生（ちょうせい）という男の子と出会い、許仙の行動が長生の母の薬代を稼ごうとしたゆえだったと知る。心根の優しい白素貞は自分が長生の母親を助けようとするが、かえって許仙から疑われてしまう。

開店時間は真夜中から夜明けまで。メニューは３つだけ。そんな風変わりな“深夜食堂”に、今夜も１人の客が訪れた。

連邦保安官補レイラン・ギヴンズはマイアミで麻薬カルテルの殺し屋を射殺してしまったために故郷のケンタッキー州へ転任となる。

思春期まっさかりのチウ・シュイ、リウ・ジンウェイ、ヂャン・グオドンの三人は毎日大騒ぎ。痴漢を捕まえようとしたはずが、フーおばさんに捕まってしまう。そこへティエン・ユイが娘のヂュー・チャンを連れてチウ・シュイたちの暮らすアパートへ戻ってくる。

楓華谷の若き谷主・白岳（はくがく）は剣術と医術を誇るが、長年、薬を試してきたせいで体が弱り人参で命を保っている。そんな彼の命を助けたのが千年の修行を経て人の形になった人参の仙人・葉兮（ようけい）。その後、武林で名を馳せた彼女は唐門の唐楊（とうよう）に騙されてお尋ね者となり命を狙われる。だが、何度殺されても葉兮はこの世に戻ってきて…。

皇帝の詔により風蒼国の薬王島で医仙大会が開催されることに。それには夜浩然（やこうぜん）の奇病を治せる神医を探すという秘密の目的があった。そんな中、兄の夜修独（やしゅうどく）は刺客に襲われ、偶然、玉清落（ぎょくせいらく）に助けられる。彼女は女手一つで幼い息子・南南（なんなん）を育てる凄腕の医者。実は過去の記憶を失っていて、正体不明の“鬼医”として活躍していたが…。

皇帝一族の血筋を引いて生まれたおうけんは上陽郡主の名を授かり、皆に愛され何不自由なく暮らしていた。時は流れ、成人となったおうけんは政略結婚に反発し、皇帝と婚姻の自由の約束を取り付ける。おうけんが喜びにふける一方で、辺境の地では数多くの戦士が国を守っていた。そんな中、忽蘭王の首を取ったしょうきが王に冊封されることになる。

縹緲派を破門されて魔道に堕ちた銀雪（ぎんせつ）。彼は深手を負った愛する女性、歌児（かじ）を連れてかつての師匠の元に帰る。

烈火山荘のお嬢様という正体を隠し、品花楼で侍女として働き始めた歌児（かじ）。彼女は今夜、番付1位の美人である銀雪（ぎんせつ）が戻って生涯添いとげる相手を選ぶと聞いて興味を抱く。

実は男だった銀雪（ぎんせつ）に生涯の伴侶に選ばれた歌児（かじ）は、理由がわからず疑心暗鬼に。

代々、陳（ちん）国の北境の地を守ってきた韓（かん）家の世子・韓十一（かん・じゅういつ）は、“北境一の放蕩者”という不名誉なあだ名で知られていた。しかし、それは理由があってのこと。次の皇帝の座を巡って激化し続ける宮廷内の派閥争いに巻き込まれないよう、敢えて愚かな御曹司を演じていたのだ。もうひとつ重大な秘密を抱える十一に、国子監へ入学せよとの陛下からの命令が…。

四大神器の3つを体に入れて仙衣を修復した唐周（とうしゅう）は、柳維揚（とうしゅう）のとうしきへの愛を目の当たりにして自分も顔淡（がんたん）に愛を告白する決心をする。だが、辛い愛の記憶を取り戻した顔淡は唐周が掌門にはならずに彼女を大切にしたいと言っても信頼できずに拒絶する。一方、余墨（よぼく）は顔淡が記憶を取り戻したこと、唐周が応淵（おうえん）だったことを知ると…。

癒しの力があるという上古遺族の四葉の蓮に咲いた2輪の花が仙界で人の姿となり東極青離帝君・応淵（おうえん）によって姉はしせき、妹は顔淡（がんたん）と名付けられる。それから500年。霊力の弱いしせきは懸命に仙法の修練を続けて妙法閣・副主事となり、霊力が強い顔淡は出世に興味を持たずに北溟（ほくめい）仙君の下で魚の餌係として気ままに暮らしていたが…。

人里離れた密林の奥にある離境天では、大勢の巫族（ぶぞく）が暮らしていた。その１人である卿塵（けいじん）は、執事巫女（みこ）の選定に参加する。