最後に利汰村を訪れたユー・ジアオは、思いがけずジーと再会する。ジーはユー・ジアオをきちんと見送りたいと言い、彼女の大好きだった思い出のキャンディーを手渡すのだった。その頃、華凝映像社はユー・ションが主演を務めたドラマが大好評となっており、ユー・ションは一躍人気スターに。一方、殺人の罪で逮捕されたリン・ジーは…。

阿席熙（アシヒ）はきんほとちんおうを両江総督府に招き、補償金の件には関わるなと忠告する。味方であるはずの徐乾学（じょけんがく）も阿席熙に取り込まれ、度重なる妨害にちんおうは憤る。そんな最中、高士奇（こうしき）が両江を訪れる。警戒した阿席熙は腹心に命じ、銀庫に不足する額を民間から借り、しのごうと画策する。

高士奇（こうしき）が康熙帝に両江の報告をするが、円満な解決だけではなく巧みな話術で喜ばす。帰り際、索額図（ソンゴトゥ）に誘われて向かった先には、阿席熙（アシヒ）からの感謝として立派な邸宅が待っていた。その後、きんほの元を訪れた高士奇は、康熙帝の訪問とともに康熙帝が大物と告げる意外な人物を紹介する。

医学書にまで精通する博識と思われていた高士奇（こうしき）だが、康熙帝に負けまいと先回りして、陛下が読む書物を熟読する努力家だった。そんな時、突然の吉報に夜の静寂が破られる。三藩が平定され、陛下は歓喜し、臣下をすべて招き、祝宴を催すという。それを聞いた太皇太后は康熙帝が即位した頃を振り返り、感慨に浸るのだが…。

北京に着いたちんおうは、町で刃物を持った蒙古人から子供を助ける。連行された蒙古人と面会した康熙帝は、北西をなだめる国策を明確にすると同時に、台湾を攻める決心を固める。康熙帝の御意をくみ取った高士奇（こうしき）は、ちんおうらに釘を刺すが…。一方、きんほが２０台の車に乗せた献上品と共に参上すると、北京中にある噂が広がる。

康熙帝の誕生日の祝賀に集まった大臣らが献上品を披露する。きんほらによる献上品に感銘を受けた康熙帝は、ある決意をする。その後、この日のために芝居の稽古に励んできた康熙帝は、高士奇（こうしき）と共演し、太皇太后たちに志を表明。大清初の水軍の将軍に任命された施琅（しろう）は、台湾攻略の動機について誓いを立てる。

きんほは数年かかるはずの清水潭（せいすいたん）の工事を１年で完成させるため、河道官らを奮い立たせ、自身も現場で寝泊りすることに。一方のちんおうも、工人のふりをして現場を１箇所ずつ見て回っていた。そんな中、工事に使用する石材の不良が発覚し、倉庫を管理していたきんちよが調査するが…。

きんちよの殺人事件が刑部の審議に回される。高士奇（こうしき）らは治豫を救おうと考えるが、具体的な対策を打てぬまま刑が決定されてしまう。一方、白河溝村の石材が粗悪品になっていた事情を探ろうとするきんほは、ひと月の間、ちんおうからの連絡が途絶えていることを知る。消息不明のまま欽犯として指名手配されるちんおうだが…。

飢えに苦しむ民を救うため、于振甲（うしんこう）とちんおうが官糧を強奪して衙門に戻ると、朝廷からの使いが聖旨を携えて待っていた。ちんおうが反清復明の徒であるかどうかは勅使を出して調べさせるから、河道総督府に戻って仕事を続けろという。その頃、朝廷では人を殺めたきんちよを死罪にするかどうかの攻防が繰り広げられていた。

于振甲（うしんこう）は視察に来たきんほに民の惨状を訴える。ちんおうは、黄河沿岸の植樹を予定していたが…。朝廷では伊桑阿（イサンガ）が己の首を賭けて諫言し、康熙帝は伊桑阿を欽差として白河溝村の石材事件を調査するように命じる。きんほの権力を奪おうとする伊桑阿だが、康熙帝の意向を受けた高士奇（こうしき）が同行し…。

族長を殺害した罪できんちよを処刑するため、伊桑阿（イサンガ）が河道総督府にやってくる。何とか治豫を救いたい高士奇（こうしき）は、10日間、伊桑阿を江寧に遊びに行かせ、その間、自分が石材事件の調査することに。ちんおうや小虎（しょうこ）と共に白河溝村の石切り場を調べる高士奇だが、石材の質に問題はなかった。

王登選（おうとうせん）が手抜き工事を行った帰仁堤が黄河治水の一番の弱点となり、ちんおうは、洪水の際に帰仁堤を決壊させ、下流への水勢を緩和させる策を立てる。冠水する桃源の民を退去させるよう于振甲（うしんこう）を説得するちんおうだったが、于振甲は頑として首を縦に振らない。譲ることのできないきんほが、最終手段を講じるのだが…。

蕭家渡が決壊したことで、索額図（ソンゴトゥ）や伊桑阿（イサンガ）はきんほとちんおうを罷免しようとする。納蘭明珠（ナラミンジュ）と高士奇（こうしき）が2人を守ろうとすることで、朝廷では双方の攻防が勃発。その頃、河務を続けようとするきんほに対して、ちんおうは自ら担当した蕭家渡の決壊を受け止めきれず倒れてしまう。

きんほとちんおうは、崔維雅（さいいが）の非難を論破し、伊桑阿（イサンガ）の企みを退ける。康煕帝は、帰仁堤を死守して、そのために蕭家渡を決壊させ、下流３省の民に損害を与えた于振甲（うしんこう）を非難するが、処分はせず、逆に昇進させて３省救済の任に当たらせる。それは己のしたことを于振甲に分からせるためであった。

于振甲（うしんこう）は桃源県に戻って母親に挨拶を済ませると、按察使として３省の救済に向かう。そこで洪水で人も家も流され、食べ物もなく、疫病が蔓延し、生存者より死者のほうが多い現実に直面した于振甲は、己の犯した罪を悔い、涙する。その頃、都から河道総督府に戻ったちんおうは、真面目に働いた者が損をすると不満を募らせるのだが…。

虐げられてばかりの林家の入り婿・李佑は事故に遭い、大寧時代の虚江県に転生してしまう。ある日、宴で詩を作ることになった李佑は、清代の有名な詩を書き一同を驚かせる。

李佑の詩は人々に賞賛され、翌日には町中のうわさになった。虚江県の巡検使・劉文通と虚江県一の富豪・関玉良は、李佑を一人娘の婿にと望むようになる。

劉文通は父・李柏を泥酔させ、関玉良は兄・李佐をいかさま賭博で負けさせて、それぞれ李佑の婿入り同意書を手にする。劉家と関家は競うように祝言の準備を進めていくが…

李佑は、先回りした劉文通に捕らえられ劉府入りするはめになる。しかし劉家の娘・心玉は家出をしてしまう。一方、関玉良は鶏を買い占め、婚礼を阻止しようとする。

事態はこう着。そこへ隋解元が現れ、李佑は両家に婿入りするよう提案される。そして両家には、3年後までに条件をクリアすれば、婿入りを取り消すと取り決めを結ばせる。

厳秀才夫人の失踪事件を解決するべく、李佑たちは真犯人をおびき出す策を練る。そこに現れたのは捕吏長・趙成。趙成と対峙した李佑は危ういところを謎の女に救われる。

初めて関家へ足を踏み入れた李佑は、歓待を受けるが、夜の床入りは受け入れられない。そこで綉綉に帳簿の「数字」を教えることで初夜をなんとかやり過ごした。

心玉が劉家に戻り、李佑と固めの杯を交わした。しかし、寝所は別々で何事も起きず朝を迎える。翌日、出勤途中の李佑はある指示を受けるが、それは罠だった。

覆面をした心玉は関家に忍び込むが、李佑に見つかってしまう。しかし、李佑は趙成の件で自分を助けてくれた者だと気付き心玉を逃がすことに。

韓家の困窮ぶりを見かねた李佑は税を肩代わりした。恩を感じた韓小竹は李佑付侍女となる。税の徴収を通して虚江県の庶民の貧しさに心を痛めた李佑は新たに詩を一遍詠むが…

啓年に誘われ、曲水流觴の李環を訪ねた李佑は、李環の弟子入りの申し出を断り新たな詩を贈った。一方、小竹は関家で余っていた食材で調味料を作り、その味で皆を驚かせる。

李佑の策が当たり、陳県令は民の支持を得る。一方、蘇州府の通達で肉が食べられない中、李佑は大豆で肉に似た物を作り、綉綉と協力して「雨乞い肉」の名で売り出していく。

抗議の群衆の前に出た李佑は、龍王を足蹴にしてみせる。そして、更に詩を詠むと、たちまち雨が降り始めた。うわさはすぐに広まり、「雨乞い肉」は売り上げを伸ばしていく。

厳秀才は李環に身請けの話を持ち出し、世をはかなんでいた李環はそれを受けようとする。しかし隋解元と曲水流觴に来ていた李佑は、新たな詩を詠み彼女を思いとどまらせる。

呉典史は町のならず者を使い、李佑に罪をきせようとする。しかし裁きの場で結局は呉典史の差し金だとばれてしまった。呉典史はその場から逃亡し、李佑が典史に昇格した。