本当のことが言えない葛藤を抱えた蘇文宇（そぶんう）は霓裳（げいしょう）に会いに行くが、独りよがりの彼の言葉に怒った彼女に絶縁を言い渡される。その後、蘇（そ）家の嫌がらせで生地を買い付けられなくなった霓裳は承天（しょうてん）と一緒に西州へ向かう。だが、途中で女刺客に襲われて絶体絶命に。一方その頃、洛（らく）王は皇帝から命じられた任務で南方へ向かっていたが…。

本格的に付き合い始めたシャオチンとシャオヤンはデートを楽しむ。マンニーは両親に条件のいい相手とのお見合いを勧められ、気乗りはしないが会ってみることにする。見合い相手のジャン・ジーは、街の人々の間でも評判がとてもよく、これといった欠点は見当たらないが、マンニーはすぐに交際しようという気持ちにはなれず…。

ファンシャンはジアと子供のことを考えて、ヨウヨウに「もう会わない」とはっきり伝える。ショックを受けたヨウヨウは酔いつぶれ、道端のベンチで眠ってしまう。そんな姿を目にしたファンシャンはヨウヨウが心配になり、ホテルの部屋まで送るが…。一方、マンニーはジーから事務職を紹介され、引き受けることにする。

マンニーは紹介された職場に初出勤する。ジーが自宅に迎えに来たため、近所の人たちに冷やかされる。マンニーにはジーと付き合っているつもりはないのだが、ジーはすでに恋人同士と思っていることを知って混乱する。さらに、職場でも同僚から好奇の目で見られ、事実とは異なるウワサも聞こえてきたマンニーは不満を抱く。

茶畑で霜の被害が出たという連絡が入り、ジアは急いで現地へ向かう。ファンシャンは花火工場の廃棄作業に立ち合うため出張することになるが、ヨウヨウが突然空港に現れ、一緒についてくることに。現地に着いたジアは、霜の被害が予想以上に大きいことを知って、茶畑の肥料の費用を父に工面してもらうことにする。

ジアのピンチはいまだ続いていたが、村の人たちの温かい気持ちに触れたこともあり、諦める気持ちには到底なれない。そんな時、ジアはある妙案を思いつく。上海に戻ってきたジアは、最近のファンシャンの言動のぎこちなさを見逃さなかった。ジアに疑われていると感づいたファンシャンはヨウヨウと会うのを控えることにするが…。

ジアはマンニーとシャオチンを誘って１泊２日で茶畑のある村へ。３人は茶樹の剪定を手伝いながら、茶樹と人間に共通点があることを知る。その頃、マンニーの元恋人チェンのカフェでは空山茶を求める行列が。ある夜、３人が鍋を囲んで食事をしているとマンニーが上海に戻ると宣言。そこへ思わぬ人物からミルクティーの差し入れが届く。

ヨウヨウが、ジアが暮らしているマンションの受付として働き始めた。何も知らなかったファンシャンは、ヨウヨウの勝手な行動を責め北京へ追い返そうとする。さらに、ファンシャンが青い花火を処分せずに契約を進めたことがジアにバレる。安全を第一に考えるジアと、花火に特別な思いを込めるファンシャンの溝は深まっていく。

ファンシャンは、青い花火の件に関してはジアに謝罪するが、隠し事はないとウソをつく。そうしている間にもヨウヨウはファンシャンのテリトリーに入ってくる。ついには業務を口実にジアの自宅に上がり込み、連絡先を交換。一方、マンニーは新しい職場へ出社するが、紹介されたのは債権係、つまり支払いの催促をする仕事だった。

シャオチンとユーは、茶畑から帰ってきた足でそのまま役所に行き、再婚の手続きを済ませる。一方、ファンシャンがヨウヨウと距離を置こうとすればするほど、ヨウヨウの気持ちは激しさを増す。そんな中、花火会社で問題が発生。ファンシャンと連絡が取れないと工場長から聞いたジアが、問題解決に奔走する。

マンニーの粘りが功を奏して返済まであとひと息のところまで進んでいた案件が、調停に持ち込まれそうになる。自分の手柄にしたいマンニーは、債務者と個人的に会って速やかに返済するよう促すが…。ある日、ジアの自宅にヨウヨウがやってくる。ふとした拍子にヨウヨウの指に目をやったジアは、すべてを確信するのだった。

１週間たっても業績が上がらないマンニーは、部長のフランクに呼び出される。成果が出せなければ辞めてもらうと言われて焦ったマンニーは、家を売って返済に充てる予定の債務者にやむなく金を貸すが…。一方、ジアは離婚を決意する。断固反対するファンシャンは態度を一変させ、これまで溜めてきた鬱憤をジアにぶちまける。

ジアとファンシャンは、ヨウヨウを呼び出して３人で話し合いをする。あくまでも引き下がらないヨウヨウは、胸に刻んだ花火のタトゥーをジアに見せつける。絶望したジアを必死に慰めるシャオチンとマンニー。一方、シャオチンがネット上でひそかに書き続けていた小説が人気作品になり、出版とドラマ化の話が持ち上がる。

ジアの父親がヨウヨウに年長者としての人生観を優しく諭す。ヨウヨウは相変わらず他人の意見を聞き入れる意思はない様子だったが…。一方ジアは、長い間ファンシャンに息苦しさを感じさせてきた自分が悪かったと、自らを責めるようになる。そんな中、マンニーは催促を担当している案件が、実は架空取引であったことを知る。

離婚を決めたジアは上海を離れ、少しの間、気分転換をして過ごす。一方、腹をくくって内部の不正を暴くことにしたマンニー。告発後、マンニーは債権係の仕事を紹介してきたウェイ社長に呼び出される。同じ頃、上海に戻ってきたジアは、ファンシャンと離婚協議書にサインしようとしていた。その時、ある１本の電話がかかってくる。

シャオチンは新刊を発表して新しい道を歩み始めていた。マンニーは債権係の仕事で最後の案件を終え、ウェイ社長から約束どおりブランドショップの店長のポストを提示されるが…。ジアは、家を売って社員たちの退職金や賠償金に充てることにする。ワン夫人に別れの挨拶をした帰り道、製茶工場の村長がジアを訪ねてくる。

亡き父親が遺した湖畔の家で一人暮らしをするルオ・ティエンラン。作曲家を目指す彼女は大好きなミュージシャンのコンサートに向かう途中、人気アイドルのジン・ゾーイーの撮影現場に誤って侵入。不審者扱いされた上に商売道具を壊され、大激怒！その頃、連日マスコミに追われてホテル生活のゾーイーは、新居が決まったとの連絡を受けるが…。

ティエンランが自宅でくつろいでいると、誰もいないはずのリビングから怪しい物音が聞こえてくる。恐る恐る覗きに行くと、そこにはゾーイーの姿が！翌日、ゾーイーのマネージャー、ティファニーから状況を説明されショックを受けるティエンラン。なんと親友のジン・シアオチンが勝手に家を売ったというのだ。慌てて彼女に真相を問いただすが…。

恥ずかしい写真で脅されたゾーイーはティエンランをしぶしぶ家に住まわせるが、2人が揉めている姿が熱愛ゴシップとして流され騒動に。そんな中、ゾーイーの祝賀会に大好きなミュージシャンが出席すると知ったティエンラン。出席したくてゾーイーのご機嫌をとるも失敗。だが、会場前で以前知り合ったユン・シューと再会し、彼の同伴者として潜入し…。

ゾーイーは祝賀会でティエンランをフィアンセだと紹介し、マスコミの前でキスを披露！彼の身勝手な行動に怒りが収まらないティエンランだったが、ティファニーから１年間の契約結婚を提案され承諾する。ティエンランは家を取り戻すため、ゾーイーはゴシップから逃れるため、それぞれの思惑を胸にマスコミの前で婚約記者会見を開くが…。

結婚式前日、ゾーイーと口論になり、手ぶらで車から降ろされてしまったティエンランは、ユンと偶然出会う。一方、帰宅後に不吉なニュースを見て心配になったゾーイーは、彼女を捜しに出るが見つけられず、そのまま結婚式当日に。大勢のゲストを前に諦めかけるゾーイー。そこへシアオチンに連れられた花嫁姿のティエンランが現れ・・・。

CM撮影で使用した指輪をなくし、落ち込むティエンラン。そんな彼女を見て、ゾーイーは自分が弁償するとティファニーに話す。そんな中、風の音に旋律があると語るティエンランに、絶対音感があると見抜いたゾーイー。その矢先、レコード会社からティエンランへ連絡が入る。上機嫌で話を聞きに行くも、ゾーイーとの共作を条件に出され…。

ゾーイーは食事の約束に行けなかったことを素直に謝れず、ティエンランと大ゲンカになる。1人でレコード店へ行ったティエンランは、ばったりユンと出会い、食事をすることに。そのレストランに居合わせたゾーイーは、咄嗟に嘘をついて彼女を連れ出し…。そんなある日、ゾーイーのレッスン現場へティエンランが昼食を配達しにやってくるが…。

ユンに馬の博物館へ連れて行ってもらい、感激したティエンラン。一方、何かとティエンランの言動が気になるゾーイーは、気持ちとは裏腹に彼女に意地悪な態度ばかり取ってしまう。そんなある日、シアオチンがティエンランのサプライズバースデーを準備していることを知り、ゾーイーもプレゼントを用意。だが、ティエンランは一向に現れず…。

誰もいないスケート場でティエンランの誕生日を祝ったゾーイー。楽しい時間を過ごした2人は少しずつ距離を縮めていく。そんな中、ティエンランはゾーイーのお祖母さんから突然呼び出される。良き妻としての心得を教育するというお祖母さんに、小言を言われながらも懸命に従うティエンランだったが、彼女が作った手料理を食べたお祖母さんは…。

ユンは、幼い頃にいじめられていた自分を助けてくれた女の子がティエンランだと気づく。長年の想い人との再会に喜ぶものの、ゾーイーの存在を考え彼女への想いを断ち切ろうとする。そんな中、自転車に乗る練習をしていたティエンランは、転んで頭を強打。意識は取り戻したものの、16歳以降の記憶を失いゾーイーやユンのことを思い出せず…。

ゾーイーが自分の夫だと聞かされたティエンランは、良い妻になろうと健気な態度でゾーイーに接し、彼女が記憶喪失になる前よりも2人は円満な夫婦らしくなっていく。そんな中、ティエンランの退院で自宅に戻った2人。そこで思わずゾーイーは偽装結婚の事実を隠してしまう。しかし、ティエンランは夫婦の寝室が別であることに疑問を抱き…。

「婚前契約書」をティファニーから見せられたティエンランは、自分がゾーイーにひどいことをしたのだと勘違い。落ち込む彼女の様子に戸惑いつつも、ゾーイーは2人が出会った場所へ彼女を連れて行く。するとすべてを思い出したティエンランは、ゾーイーと言い合いになってしまい・・・。そんな中、シアオチンがティエンランの家へやってくる。

皇帝一族の血筋を引いて生まれたおうけんは上陽郡主の名を授かり、皆に愛され何不自由なく暮らしていた。時は流れ、成人となったおうけんは政略結婚に反発し、皇帝と婚姻の自由の約束を取り付ける。おうけんが喜びにふける一方で、辺境の地では数多くの戦士が国を守っていた。そんな中、忽蘭王の首を取ったしょうきが王に冊封されることになる。

100日の禁足を言い渡されたおうけんの元に、宛如が見舞いにやって来る。そして、旧正月の灯籠祭りの見物におうけんを誘う。約束の日、屋敷を抜け出したおうけんは宛如の代わりに待っていた子澹とにぎわう街へと出かける。しかし、楽しい時もつかの間、出先で子澹は何者かに命を狙われる。乱闘の中、2人は見知らぬ男たちに助けられるが…。