穆京の誕生日を祝う祝宴にやってきた雪景ら。崑曲を鑑賞していると太子が歌詞を間違えたと演者を責め立てた。場を収めるため白笙は自ら舞台に立ち、艶やかな舞いを披露するが、恋人との間に起きた苦しい過去の事が頭をよぎり、意識を失って倒れてしまう。宮廷には、近隣国の使者が来ていた。同盟のため金銭を惜しまない陛下だったが、使者は、以前、鄭元善（てい・げんぜん）に作ってもらった屏風と同じものが得られなければ同盟は結べないと言い出し・・・。

父親が以前作った蜘蛛糸の緞子（どんす）と樹齢千年の烏榕樹を使った屏風を７日以内に再現しなければならなくなり、雪景は頭を抱えていたが、よえんと白笙の助けで以前しょうしつから手渡された蜘蛛から糸を無事に取り出すことに成功する。残るは樹齢千年の烏榕樹だがその頃、秦毓（しんいく）は皇位を失いかけている太子の頼みを聞く代わりに、若い女を太子に集めさせていた。檻の中に囚われている女たちの中に、なんと瓊花の姿が…

樹精が襲ってきたのは、瓊花が仕向けたせいだと疑うよえん。千年の烏榕樹は手に入らなかったが、穆京のおかげで材料が揃い、雪景は急ぎ屏風の絵を仕上げる。陛下の元へ屏風を届けると、隣国の使者はおおいに喜んだ。父の死について知らないか尋ねると、使者は静妃なら何か知っているかもしれないと言う。太子に先をこされまいと急ぐ雪景、穆京だったが、到着した時、静妃はすでに命を落としていた。よえんが静妃の魂から記憶を取り出し、雪景はその中に入る。

静妃の記憶に入り込み、雪景は自身の出生の秘密と鄭元善の死の真相を知った。よえんは、偽りの人生だったと嘆き悲しむ雪景を抱きしめ、雪景への想いを告げる。そこにやって来た太子は、静妃殺害の罪を雪景に着せようとするが、雪景は静妃が残しておいた手紙のおかげで窮地を脱する。皇位を廃されそうになり焦る太子は、秦毓を頼っていた。

夜中、秦毓に操られうつろな目をした瓊花がふらふらと屏風店を出て行った。雪景が後をつけると、秦毓が檻に閉じ込めた少女たちから精気を吸い取っていた。言われるがまま自ら檻に入ってしまった瓊花を取り返そうと、雪景が霊犀屏風を召喚するも、あっけなくやられてしまう。そこによえんが現れた。よえんに対して強い憎悪の念を抱く秦毓に対し、よえんは、秦毓が何者なのかわからない。そんなよえんに秦毓は過去の記憶を見せるのだった。

娘の元桃が死んだのはよえんのせいだと怨念を抱き続ける秦毓は、よえんに人を愛せなくなるよう呪いをかける。誰かに愛情をもち想いが高ぶると心臓がしぼみ死ぬのだ。秦毓に狙われる雪景を守るため、そしてかつて愛した元桃のために、よえんは雪景に、愛していないと告げる。一方、秦毓は太子を呼び出し、前回失敗した方術を成功させるため、もう一度９人の女子を集めさせる。すでに町では若い女の失踪が相次いでいることが騒がれていた。

元桃が屏風店によえんを訪ねてやって来た。母・秦毓の方術で生き返り、ずっとよえんを探していたと言う。しかも、乙女の精気を与えられ、若さを保っていた、と。しかしよえんは、桃花呪咀の呪いをかけられているにも関わらず、元桃を抱きしめても心臓が痛まないことで、自分の本当の思いに気づく。一方、雪景が自暴自棄になって酒におぼれている間に、元桃と帰元道長は仙界の至宝・霊犀屏風を盗み出す。

霊犀屏風を盗まれ、屏風に戻れないよえん・白笙・小黒らに残された時間はあとわずか。消えかかっている３人をどうしても助けたい雪景は、最初に霊犀屏風を手に入れた神来酒館に行き、女将に契約を解く方法を聞く。彼岸花の蘇生力と引き換えに方法を習うが、勝手に契約を解いた報いで今度は雪景が屏風に封印されてしまう。そこで雪景は、ある人物と再会する。

よえんを失ってふさぎこむ雪景は、食事も喉を通らない。そんな雪景を励ましに穆京があらわれ、白笙も交えて三人で酒をのみ交わし、雪景は少し気力を取り戻す。一方、よえんから雪景を引き離し、崑崙山で二人の時間を過ごすも、よえんの愛情が戻らない事に苛立つ元桃は、雪景の魂を魘境へと封じ込めようとする。

満月の夜、太子は「穆京が妖怪と手を組んで皇位を狙っている」と陛下に告げ、陛下と穆京の目の前で秦毓から渡された秘宝・霊長鏡を白笙にかざす。すると、妖怪の姿が露わに映し出され、場が騒然となる。穆京が邪悪な妖怪ではないと白笙をかばおうとするが、槍の先は一斉に穆京へと向かい太子府は一転、血みどろの惨状と化した。一方、雪景を救い出すため、魘境へ向かったよえんは…

人間界との境界まであとわずかというところで、魘霊が雪景を自分の花嫁にするとしつこく追ってきた。夢仙のしょうしつは命をかけて雪景の脱出を助ける。無事に人間界に戻った雪景とよえんのもとに元桃がやって来た。雪景とよえんを殺そうとする元桃に、よえんは100年前に元桃の母・秦毓がしたことと変わらない、と責めると、元桃は100年前の真実を語り始めた…

天使のような美少年に恋した夏芽（なつめ）。しかし売れっ子モデルの彼は超ワガママ男だった！

累からの突然のキスに感動する夏芽。しかし、累にとってキスは挨拶のような気軽なものだった。

夏本番、「夏恐怖症」の累は登校拒否になった。夏芽はそんな彼を外に出させようと奮闘するが？

累と夏芽の距離は近づいたり遠ざかったりの繰り返し。一方、累の姉・茶子にも新たな恋の予感が？

モデルとして活躍する累の姿を見て、距離を感じる夏芽。茶子は舟橋と仲の良い夏芽に嫉妬するが？

茶子の舟橋への気持ちを知った夏芽は、迷わずキューピット志願。ふたりの恋を成就させようとする。

仕事の直後に高熱を出し、夏芽の家で倒れ込んでしまった累。夏芽はそんな彼を献身的に介抱する。

出演CMの影響で、さらに注目度が高まった累。これがモデルとして最後の仕事になるはずだったが…。

夏芽が累のマネージャーに就任!? しかし夏芽の父は大反対。父を説得しようと奮闘する夏芽だが？

舟橋の卒業に涙する茶子。一方、累は夏芽の勧めに従って、大きなコレクションへの参加が決まる。

助手としてコレクションに同行することになった夏芽。しかしリハーサル中に累がいなくなって!?

初恋の人・翔子との偶然の再会にときめく累。しかし以前の前向きな彼女はもうどこにもいなかった。

竹島が夏芽に愛を告白した。それを知った累は複雑な気持ちになり、舟橋に相談を持ちかける。

舟橋から必殺技を伝授してもらった累。夏芽への想いに真剣な竹島。2人の男たちの勝負の行方は!?

夏芽が累のライバル槙田のマネージャーに就任？ 夏芽の裏切りに怒った累がとった行動とは…。

仕事や夏芽のことで槙田と言い合いになってしまった累。累は夏芽にもきつい言葉を投げてしまう。

将来の夢について語り合う夏芽と累。そして受験直前、累は夏芽に自分の大切なお守りを渡す。

次のコレクションには夏芽がモデルとして参加することに？ 累は反対するが、夏芽の気持ちは…。

うまくウォーキングができずに落ち込む夏芽。累はそんな彼女に自信を取り戻させようとするが？