朝議で手が震え始めた彭城（ほうじょう）王。彼の異変に気づいた驪歌（りか）は体調を心配するが、彭城王は朝臣たちとの宴会に出かけ、そこで王勉（おうべん）を尚書令に任命する。その後、驪歌は彭城王を三玖堂に連れていくが、陸婉（りくえん）を送っていった陳少巽（ちんしょうそん）とすれ違いに。一方その頃、陵墓では誕生日を明日に控えた孫（そん）氏が息子たちの訪問を待ちきれずにいた…。

建康から陸婉（りくえん）が戻り竟陵（きょうりょう）王、彭城（ほうじょう）王、驪歌（りか）も訪れ、孫（そん）氏の誕生祝いが賑やかに催される。孫氏はこの日のために特別に用意していた牡丹酒を振舞い、彭城王と孫氏とのわだかまりは解けたかに見えた。だが突然、孫氏の悲鳴が響き、駆けつけた竟陵王と驪歌は彭城王の手に握られた短刀で刺された孫氏の姿を目撃して…。

彭城（ほうじょう）王が投獄された頃、陸婉（りくえん）に彭城王の安神香のことを問い質していた陳少巽（ちんしょうそん）が刺客に襲われる。一方、彭城王と孫（そん）氏の確執を示す証拠となる手紙を見つけた竟陵（きょうりょう）王は酒を飲んで荒れる。その後、驪歌（りか）は失踪した陳少巽の行方を追い始め、消滅したはずの朱雀盟が陳少巽を襲ったこと、陸婉が亡き陸遠（りくえん）の妹であることに気づくと…。

驪歌（りか）と彭城（ほうじょう）王が陸婉（りくえん）に仕掛けた罠によって、ついに王勉（おうべん）が朱雀盟の盟主で一連の事件の黒幕だったことが明らかに。そこで初めて父親の正体を知った王子衿（おうしきん）はショックを受け、驪歌は逃げる王勉を追いかける。結果、王勉は死罪となり、驪歌と彭城王への疑いが解けた竟陵（きょうりょう）王は謝罪する。こうして宮中も沈家も平和を取り戻すが…。

朱雀盟の刺客として事件に関わっていた驪歌（りか）を3日以内に処刑するようにと皇帝から勅命が出される。そこで彭城（ほうじょう）王は必死の思いで助命の嘆願をする一方、驪歌には3ヶ月の休みが許されたので二人きりで旅に出ようと言って旅支度をさせる。そんな中、驪歌は彭城王に、二人の思い出の場所に毎年一緒に風鈴を吊るそうと告げて…。

難病によって余命1年の宣告を受けながらも明るく前向きに生きるジン・シアオユーは、人生で一度でいいから恋をしたいと願っている。ある日バスジャックに巻き込まれたシアオユーは、乗り合わせた青年ジアン・バイジューに助けられるが、バイジューは命を落としてしまう。納棺師であるシアオユーは感謝の気持ちを込めて静かに眠るバイジューに向き合うが、実はバイジューには重大な秘密があった！

バイジューが創設した青靄（チンアイ）社では3代目デザイナー、ウィリアムことダオ・ルイフォンの初のショーが開かれる。バイジューの正体を探るため、青靄社に入り込んだシアオユー。監視カメラでエレベーターに乗る彼女を見つけたバイジューは、不老不死の影響による変異が起こる夜11時に自分の部屋へ来るよう仕向ける。彼の部屋にたどり着いたシアオユーは、再会した嬉しさから抱きつくが…。

シアオユーに触れると、変異を抑制できることに気づいたバイジュー。彼女を襲撃したチエン・チョンとウィリアムを非難し、手出ししないよう警告する。そんな中、バイジューから会社に呼び出されたシアオユーは、彼と手をつなぎながら懐かしのコメディ映画を観ることに。そんなバイジューの不思議な言動から、彼を宇宙人だと決めつけるのだった。バイジューに忠誠を尽くすチョンは、シアオユーが気にくわず…。

イケメンとデートしたいというシアオユーの夢を叶えるため、バイジューは彼女とデパートへ。実はそのデパートは青靄社傘下。チョンとウィリアムが監視カメラと尾行で2人の様子を観察する一方、シアオユーも親友チョン・ウェイランに頼んでバイジューの生体サンプルを集めるという目的を遂行していた。シアオユーのことを怪しむチョンとウィリアムから、彼女と関わらないことを勧められたバイジューだが…。

バスジャック事件解決の手がかりを探るうちに、怪しげな診療所と薬にたどり着いたシアオユー。医科大学教授のリン・ヌオイエンとともに、その診療所へ向かう。一方、バイジューがバスジャック犯の周辺を調べていると、偽造身分証の職人の証言から、ある闇医者の名が浮かび上がった。闇医者を訪ねたバイジューは、そこで絶体絶命の危機にさらされているシアオユーを発見。すぐさま救助に向かうが…。

ウィリアムの祖母ダオ・シウシウのもとに連れて行かれたシアオユーは、そこでバイジューに関する話を聞く。バイジューと人生をともにしてきたダオ夫人は、シアオユーの多額の保険金を師匠ゴー・ダーチョンに遺す代わりに、バイジューの人生に彩りを添えてほしいと取り引きを持ちかける。提案に応じることにしたシアオユーは、早速バイジュー、ウィリアム、チョンが暮らす豪邸へ。バイジューは断固拒否するが…。

匿名で心臓移植を受けた女性タン・ユエランからドナーの家族に会わせてほしいと頼まれるも、キッパリと断ったシアオユー。ところがその後、恋人探しに失敗して傷心中の先輩に、ユエランが接近していることを知って違和感を覚える。その愚痴を電話でウェイランにこぼしているシアオユーを見かけたバイジューは、ドナーを明かせない複雑な理由を聞いて納得。口もとを緩めながら、彼女の弁舌を褒めるが…。

ユエランのことで悩んでいるシアオユーが、なぜか気になるバイジュー。全身のマッサージと顔の手入れをしてあげる代わりに、ユエランのことを調べてほしいと頼まれ、引き受けることにする。後日、バイジューに呼ばれて青靄社を訪れたシアオユーは、彼が縫製したウェディングベールを発見。彼女にウェディングベールを着けてあげたバイジューは、いい写真を残せと言って片膝をつきながら記念撮影につき合い…。

シアオユーから「私と恋をしてみない？」と軽い告白を受けたバイジューは、なぜか胸の苦しさを感じる。一方、シアオユーを新しい守護者に任命するにあたり、バイジューが変異する姿を見せるようダオ夫人から指示されたウィリアム。しかし、チョンを後釜に据えようと考える彼は、シアオユーをバイジューの睡眠室に閉じ込めるという危険な行動に出る。シアオユーは変異が起こったバイジューに襲われかけるが…。

特効薬を扱う店の監視カメラの映像を見ていたバイジューは、カメラに映ったユエランを発見。危険を感じ、チエン・トゥーにユエランの部屋を突き止めさせる。密かに部屋に侵入したバイジューとトゥーは、ユエランに精神的な問題があることを確信。ウィリアムに頼み、ウェイランの身の安全を確保する。このことがきっかけで、ウィリアムは彼女につきまとうように。シアオユーの親友をナンパする姿を見たチョンは呆れて…。

数奇な運命を乗り越えて惹かれ合う想いを伝えたバイジューとシアオユー。翌朝から2人は互いを意識し始める。そんな中、葬儀場近くの深夜の墓地に、老婆の幽霊が出没。納棺師の男性スタッフたちは勇んで見回りに向かうが、恐怖のあまり心を病むありさまだった。満を持してシアオユーが墓地に向かうと、好奇心にかられたリン教授も姿を現して参加。バイジューは遅くまで帰宅しないシアオユーのことが心配で…。

入院患者の死に、落ち込んで帰宅したシアオユー。彼女の悩みを分かち合おうとするバイジューだったが、シアオユーは「彼氏でもないのに」とつれない返事をしてしまう。すると、リン教授の話を持ち出して嫉妬心をあらわにするバイジュー。互いの恋愛観があまりに違うことにとまどうシアオユーとバイジューは、挙げ句の果てに口論に。ダオ夫人は、途方に暮れるシアオユーに恋のアドバイスをして…。

バイジューに会いに青靄（チンアイ）社へやって来たシアオユー。だが、バイジューとリン教授がハプニングで抱き合っている姿を目撃し、バイジューは男が好きなのではないかと誤解する。バイジューはシアオユーに好意を抱くリン教授に、「シアオユーは青靄社にいる彼氏によく会いに来る」と伝えて敵意をあらわに。その頃、チョンはトップ女優ヤン・シュエアルを青靄社の新たな広告塔にすべく奔走していた。

シュエアルはドレスを見るために青靄社を訪れる。死をテーマにした最新シリーズを不気味がるシュエアルに対し、しどろもどろのウィリアム。そこへバイジューが現れ、デザイナー助手としてコンセプトを説明する。バイジューを気に入ったシュエアルは、高級レストランでの食事に誘う。一方、娘からもらった特効薬で回復したガン患者が退院して自宅に。不審に思ったシアオユーはバイジューに相談するが…。

バイジューとシュエアルのデートが気になるシアオユーは、リン教授とともに同じ高級レストランを訪れる。だが、健康で美人な芸能人と短命で平凡な自分との違いを思い知らされ、意気消沈する。シアオユーとリン教授の仲を誤解したバイジューは、彼女と口論になり険悪なムードに。ついにシアオユーは別れを切り出してしまう。2人が仲直りすることを願うウィリアムは、バイジューにアドバイスをするが…。

バイジューとケンカ別れをして、落ち込むシアオユー。自分のせいで2人がケンカしたと思い込んだチョンは、彼女のためにドリアンを用意して慰める。だが、シアオユーは自分の死でバイジューが悲しみ、自ら命を絶つのではないかと心配して別れを決意したのだった。そんな中訪れた青靄社創立30周年の式典の日。バイジューと話をつけるため、シアオユーはウェイランを誘って夜のパーティーに忍び込むが…。

シアオユーにキスをし、ダオ夫人との約束とシュエアルとのデートの誤解を解いたバイジュー。2人はこれからの人生をともに生きることを誓い、熱い仲に戻る。そんな中、ガン患者の遺体を見たシアオユーは、紫のアザや爪の色から特効薬は開発実験が続けられ、進化していることに気づき、スー・ジアファン刑事に報告。一方、シアオユーがリン教授とドナー希望者協会に行くことを知ったバイジューは嫉妬するが…。

心理カウンセリングで変化を認められたチョンは、帰り道に忘れられない片想いの女性イエ・ライの幻覚を見て「シアオユーという友達ができた」と告げる。そんな中、シアオユーは病院を出たところでスー刑事の妻に待ち伏せされ、身に覚えのない不倫を責められる。そこへやって来たチョンは彼氏のふりをしてシアオユーを助けようとするが…。一方、ウィリアムはバイジューに、元気がないシアオユーの慰め方を教える。

シアオユーのおかげで夫の遺志を全うすることができたスー刑事の妻は、感謝の気持ちを伝える。スー刑事の告別式の後、バイジューは親友チェン・ジョンシュンの墓にシアオユーを連れて行き、彼女だと紹介する。そんな中、ウィリアムとチョンが2人で食事の支度をしている姿を見て驚くシアオユー。なんとこの日はバイジューの誕生日だった！ お祝いの席で、バイジューはシアオユーにプロポーズしようとするが…。

チエン兄弟の両親の結婚40周年が近づいていた。名門チエン家のパーティーは女性同伴が義務づけられているため、バイジューはシアオユーを誘う。シアオユーは表舞台を避けてきたバイジューの今後を心配するが、彼から人と同じように生きたいと言われて同伴することを決める。女性に縁がないチョンは、豪華なドレスを餌にシュエ・ワンワンを誘うも失敗。仕方なく1人で参加した彼の目の前に現れたのは…。

白血病で亡くなった少女の遺体の特徴に疑問を持ったシアオユーは、リン教授に相談。リン教授は特効薬が完成間近だと推測する。そんな中、2人が乗った車が不審車に追われ、リン教授はシアオユーを守って負傷。バイジューはシアオユーを救ったリン教授に感謝する一方、襲撃犯が再び現れることを警戒し、リン教授の警護と周辺の事情調査をトゥーに依頼する。一方、チョンはライと再会してから人が変わり…。

トゥーはジャオ・シャンが勤めていた中央医大の第3分院の住所を突き止め、バイジューと跡地を訪れる。一方、部屋の掃除中にジャオの写真を見つけたシアオユーは、写っていた花がリン教授に栽培を託された花と同じであることに気づく。彼女から話を聞いたバイジューは、花の真相を確認したいと思いながらも、恋敵であるリン教授に自ら連絡する勇気が出ずにいた。そんな彼の気持ちを見透かしていたシアオユーは…。

バイジューはダオ夫人にも別れを告げて隕石に触れる。すると彼の体内に入っていたものが、隕石に吸い込まれていった。急いでバイジューに駆け寄ったシアオユーは、無事に目を覚ました彼と抱き合い、幸せに包まれる。ところが、リン教授の姿と隕石が消えており、捕らえたはずのジャオもいなくなっていた。シアオユーが居場所を尋ねるためにリン教授に電話をすると、自分の出自にも関わる意外な話を聞かされ…。

リン教授を追って山村に向かったバイジュー、シアオユー、ウィリアム一行は、無人の村で一夜を明かすことに。バイジューたちが寝静まった頃、シアオユーは祖先が暮らしていた村へと連れ去られてしまう。そこでリン教授とジャオに襲われかけて絶体絶命の危機に陥るが、そんな彼女の前に現れた救世主はチョンだった！ ついにリン教授は逮捕され、バイジューとシアオユー、ウィリアム、チョンはそれぞれの道に進み…。

流蛍（りゅうけい）は奉公先の令嬢・夏侯雪（かこう・せつ）と共に、花が咲き乱れる美しい景色を楽しんでいた。そこで傷ついた白い蛇を見つけた流蛍は、恐る恐る蛇を拾い上げ、夏侯府へと連れ帰る。実は、彼女が小白（しょうはく）と名付けて傷の手当てをしてやった白蛇は、龍王・尉遅龍炎（うっち・りゅうえん）が姿を変えたものだった…。