ソニョンがヒョナを陥れたことで、ユジンに危害を加えると言ったチョリョン。ソニョンは居場所がバレていることをユジンに伝え、警戒を促した。スンモはチョリョンの悪事の証拠をつかむため、チョン常務をドンハンまで連れていく。しかしそこに現れたのは母の死の真相を知ったユジンだった。スンモはユジンに、今チョリョンに会ったら計画が崩れると説得し、２人はその場を離れる。

ソハ村を初めて訪れたヒョナは、村人たちの温かさや自由な空気に触れ、強ばっていた心が解き放たれていく感覚をソニョンに伝える。スンモは部屋のタンスに仕舞われていたユジンが作ってくれたシェフコートを見つけ、ユジンに礼を言う。一方、村人たちには、すぐにチョリョンがこの村にやってきて皆に危害を加えるかもしれないと警告し、ソラとヒョナを守ってもらえるよう依頼するのだった。

チョリョンの逃走後、車は発見されたものの彼の姿はなかった。チョリョン自らが発した言葉がインターネットを通じて全世界に配信されたことで事件は収束すると思われ、束の間安堵の息をつくユジンは、スンモの作った料理を2人で味わうのだった。ソウルではドンハングループの役員会は混乱を極めるが、ミヨンの一声でチョリョンに代わる会長代行にジュンスを選任する決議が取られようとしていた。

燃えさかる”プンチョンオク”から現れたのは、チョリョンだった。チョリョンはスンモに「大事な物を失った私の気持ちがわかるか？」と問うが、スンモは「何ともない」と答えるだけだった。チョリョンは逮捕され、ジュンスは会長として新たなドンハングループを創るため立ち上がる。火事の翌日、スンモはユジンを散歩に誘う。そして、「ここを離れて、やりたいことを全てやって」と告げるのだった。

ジュンヒに、怒鳴りつけたことを詫びるジウだが、ジュンヒは許す気になれない。バーのオープンの日、店は客で賑わい、ジウの母サラも別れたボンナムを連れてやってくる。イェジはヨングァンに、ジュンヒがジウの店で働いていると告げる。イェジの亡き兄ミンジュのことでジウを憎むイェジの母は、イェジがジウと結婚するつもりだとと聞かされ…。

同僚に、彼女が隠し事をするのは他に男が出来たからだと言われ、ヨングァンは気が気ではない。一方、ジウがリディアやイェジとよろしくやる妄想に悩まされたジュンヒは、店の２階のジウの私室に忍び込み、見つかりそうになって逃げ出す始末。イェジから、ジュンヒが店の仕事をヨングァンに秘密にしていると聞いたジウは、なぜだとジュンヒに尋ねるが…。

ジュンヒの兄のサンヒが、ヨングァンの家に居候として転がり込む。フランスに留学したことになっているジュンヒは家を逃げ出し、仕方なくジウの店に忍び込んで寝る。ジュンヒの存在が気になるイェジは、ヨングァンにジュンヒをデートに誘えと、ミュージカルのチケットを渡す。一方、ジュンヒもシウォンから同じミュージカルのチケットをもらう。

ジウをミュージカルに誘いかねていたジュンヒだが、チケットをジウに見つけられ、結局２人で出かけることになる。フランス料理をごちそうされ、留学の夢を語るジュンヒ。一方、ヨングァンもジュンヒにチケットを渡せず、イェジとミュージカルに行く。ロビーでバッタリ顔を合わせる４人。お金が目当てなのかと問い詰めるイェジに、ヨングァンが怒る。

ジュンヒはジウに自分の気持ちを告白するが、ジウは俺を好きになるなと答える。それ以来、店での２人の関係は最悪だ。シウォンとスンソンは、仲直りさせるために２人をスンソンのライブに呼び出す。ジュンヒの発言はなかったことになり２人は和解する。ジュンヒがジウに、夜営業しない理由を尋ねると、ジウは夜が苦手だからと答えてごまかすが…。

ジュンヒはミュージカルの件をヨングァンに謝るが、それはあくまで友人としてだった。ヨングァンは自分の気持ちを口にできない。ジュンヒが助けたホームレスが店に客として現れ、ジュンヒたちは困惑する。イェジをだまして見合いの場に連れ出した母に、イェジは家を出ていくと宣言する。ジュンヒが毎晩、店に忍び込み寝ているのを知ったジウは…。

ヨングァンは勇気を出してジュンヒにキスをしようとするが、サンヒに見られてしまう。ジュンヒは母親の金を持ち出して留学を目指すが、詐欺に遭い一文無しになった状況がバレて意気消沈。そんなジュンヒにジウは優しく接するが、好きになるなと言ったくせにと、ジュンヒは腹を立てる。一方、ヨングァンからジュンヒに告白ができないと聞いたサンヒは…。

サンヒの協力で、ヨングァンはついにジュンヒに告白する。驚いたジュンヒは返事もできない。サンヒはヨングァンの中途半端な告白をなじるが、ヨングァンはまだ返事を聞いていないから脈はあると考える。一方、ジュンヒはシウォンに、「好き」と「愛してる」はどう違うか尋ねていた。シウォンは、傷ついてもいいと無謀になるのが愛だとジュンヒを励ます。

ジウは、ミンジュンが死んだのは自分のせいだとジュンヒに語る。あなたは悪くない、と言いジュンヒはジウにキスをする。同じ頃、告白が失敗したと思ったヨングァンは、イェジとやけ酒を飲んでいた。車の中で寝てしまったヨングァンのスマートフォンに、ジュンヒから電話がかかる。勝手に出たイェジは、ヨングァンは隣で寝ているが起こすのは嫌だと言い…。

ヨングァンは、イェジから紹介された高級レストランにジュンヒと食事に行く。イェジはわざと同じ店にジウを連れて現れる。ヨングァンとジュンヒの姿を見たジウは、イェジに本心を打ち明け別れを告げる。そしてジュンヒは、ヨングァンにジウを愛していると話す。翌日、ジュンヒはジウからイェジと別れたと聞き、2人で食事をしているとイェジが現れ…。

ポン・ソナは殺人の容疑で逮捕される。刑務所に入れられたソナは、必ず真犯人を見つけ出し無念を晴らすと誓うが…。ソナは、まだ籍は入れていない夫ムン・サンヒョクとの間に息子を授かり、サンヒョクの母ヤン・マルジャと同居していた。ソナが陣痛で病院に運ばれた日、会社の飲み会に出たサンヒョクを、女性上司のユン・ジェギョンが誘惑する。

ソナはデパートで、ジェギョンの財布を盗ったスリを捕まえる。ソナに感謝し食事をおごると約束するジェギョン。ソナは、ジェギョンとサンヒョクが一夜を共にしたことを知らず、ジェギョンもソナがサンヒョクの妻だとは知らない。一緒にランチを食べることにした２人、ジェギョンは彼氏を同席させてもいいかと聞く。ソナはもちろんと答えるが…。

ソナは結婚式の日まで、自分を育ててくれた祖母ハン・ゴップンと共に過ごす。ジェギョンの兄、ジェミンはアメリカ留学から密かに帰国し、歌手になる夢を追っている。ようやく見つけた仕事で、芸名をカンプンギ（鶏のピリ辛揚げ）をもじったカン・プンギと付けられガックリするジェミン。一方、ジェギョンはサンヒョクにプロポーズするが…。

ハングクグループの後継ぎであるジェミンの居場所を探す男たち。逃げ出したジェミンは、仕事で使う花束を抱えたソナとぶつかり、花束をダメにする。激怒したソナは、男たちにジェミンの居場所を教えジェミンは実家に。父のユン・テグクは、歌手になるなら親子の縁を切ると宣言する。一方、ジェギョンがサンヒョクの子を妊娠したことがわかり…。

ソナの勤める会社が開くイベントに、演歌歌手カンプンギことジェミンが出演する。ソナは被り物、ジェミンはマスクで互いの顔は分からない。冷たくなったサンヒョクに不安を募らせるソナ。ジェギョンとの結婚を決意したサンヒョクは、ジェギョンの父テグクに挨拶に行くことになる。ジェギョンの注文した手土産の花を、ソナが配達することになり…。

ソナは、ジェギョンと抱き合うサンヒョクの姿を目撃する。観念したサンヒョクはソナに、自分はジェギョンと結婚すると告げる。信じることができず、その場で号泣するソナ。家に帰りセビョクの寝顔を見たソナは、結婚を楽しみにするゴップンにとても言い出せない。マルジャは、サンヒョクの結婚相手が勤務先の会長の娘だと知り大喜びするが…。

別れないでくれと泣いて頼むソナに、ジェギョンは会長の娘、俺はこの機会を逃したくないとサンヒョクは言い放つ。一方でサンヒョクは、事実上の妻がいて子供までいることをジェギョンに知られれば破談になると怯える。諦めきれないソナは、セビョクを連れてサンヒョクの家に押しかけるが、マルジャは力づくで追い返す。追い詰められたソナは…。

意を決したソナはテグクグループを訪ね、サンヒョクの前でジェギョンに真実を告げる。ジェギョンは衝撃を受けるが、父にサンヒョクを紹介し、結婚するつもりだと話したジェギョンも後には引けない。調査を命じた随行秘書のスチョルは、サンヒョクは詐欺師だと報告する。サンヒョクの嘘が許せないジェギョンだが、お腹の子を思うと別れられない。

ソナの家に押しかけたマルジャはソナに、ジェギョンはサンヒョクの子を妊娠していると誇らしげに告げる。サンヒョクの二股を責めるジェギョンにサンヒョクは、ソナはストーカーで病的な嘘つきだ、自分が愛しているのはジェギョンだけだと必死に弁明する。何としてもソナとサンヒョクを別れさせたいマルジャは、ソナに優しい声で電話をかけ…。

ソナがマルジャに呼び出されたのは、見合いの席だった。そこに、父親の命令で検事の娘との見合いにジェミンがやってきて、お互いを見合の相手だと誤解する。ソナはジェミンに、以前ダメにされた花束の代金を請求し、エキサイトした２人は罵り合う始末。マルジャを訪ねて抗議するソナは、見合いはサンヒョクのアイデアだと言われ愕然とする。

ジェギョンはソナに手切れ金1000万ウォンを渡すが、ジェギョンの価値はたったこれだけかと言って、ソナは小切手を突き返す。セビョクがやけどで病院に運ばれる。それを知ったサンヒョクはソナを呼び出し容態を尋ねる。サンヒョクの自分勝手な言い分に激怒したソナは、渡された治療費も受け取らず、サンヒョクの顔にコップの水をぶちまける。

ジェミンは、パンの名店として名高い韓屋ベーカリーでアルバイトをしている。社長のチョン・ポクスンはソナの亡き母の親友だ。お互いを誤解しているジェミンとソナは、店で出会うと口喧嘩を始める。テグクはジェギョンに、ジェミンを助けて会社を発展させろと言う。テグクが他の女に生ませた子であるジェギョンは、それだけでは満足できない。

ソナを傷つけるため、ジェギョンはサンヒョクへのプロポーズイベントをソナに企画させた。しかし当日、担当者のソナはやってこない。ソナがストーカーだと聞かされたジェミンがソナを別の場所に連れ出したのだ。ソナがいないことに激怒したジェギョンは、イベント会社にソナの解雇を要求する。解雇だけはしないでくれとソナは上司に訴えるが…。

自分の担当したイベントが、ジェギョンとサンヒョクのものだったと知り、ソナは悔し涙を流す。ジェギョンの実母のパク・ヘンシルがテグクを突然訪ね、サンヒョクの家庭が下品だと言って２人の結婚に反対する。しかしサンヒョクを婿に迎えるテグクの心は変わらない。ジェミンは、ポクスンの息子ソジュンから、ソナは優しい子だと言われて…。

プロポーズイベントの映像を見たショックから、ソナは屋台で酔いつぶれてしまう。ゴップンからの電話でやってきたサンヒョクにソナは、あなたへの未練は残るけど、今は幸せを祈っていると言って帰っていく。母ヘランから、早く父の会社に入りグループを受け継げと説教されるジェミン。ヘランは、ジェギョンが後継ぎの地位を狙っていると言うが…。

ジェギョンは、ソナを雇い続けるイベント会社に圧力をかける。ヘランの後輩の女医に健診に行くジェギョン。仕事を減らせという女医の言葉を聞き、自分から仕事を奪いジェミンに後を継がせるヘランの陰謀だとジェギョンは気づく。クビを言い渡されたソナは、ジェギョンの仕業だと知ると彼女をを呼び出し、厳しい表情で「まともに生きろ」と言い放つ。