裕福ではない家庭に生まれたキム・ヒウは、高校時代に両親をひき逃げ事故により失う。心身共に強くなるために格闘技を身に付け、２浪して韓国大学法学科に入学し、司法試験に合格する。検事になったヒウは、法と正義があれば全ての悪を裁けると信じ、政界の大物であるチョ・テソプに立ち向かうが逮捕を目前に殺害されてしまう。死の淵で冥土の使いに出会い、テソプを捕まえることを条件に２度目の人生を与えられる。

チャウンは魔法としか思えないようなマジックで魅了する人気マジシャンだが、大きな秘密があった。巫堂（ムーダン）の孫で幽霊と疎通できる能力を持つチャウンだが、実はマジックの技術は持っておらず、３人の幽霊を社員として雇い、彼らにマジックショーを手伝わせているのだった。一方、刑事になる日を夢みて仕事に励む派出所勤務のスルヘは、ひったくり犯を追ってチャウンのショーの会場へ。２人はそこで最悪の出会いをする。

理由も分からないまま恋人に振られ、仕事では理不尽な上司とクライアントに振り回されるコ・ホ。副業の執筆業で成功すれば退職願を出すと意気込むが、それもうまくいかない。そんなある日、尊敬する上司の死をきっかけに人生を見つめ直すことに。親にも煙たがられ仕事に生きると決めたコ・ホだが、ある日突然チームを異動することになる。嫌な上司から離れられると思ったのもつかの間、そこへやって来た新しい上司は元彼氏だった。

スニャン物産の未来資産管理チームに勤めるヒョンウは、スニャングループのチン・ヨンギ会長の側近として働いていた。そんなある日、チン会長が急性心筋梗塞で倒れ、副会長である息子のソンジュンが後を継ごうとする動きが加速していく。一方で検察に目を付けられているスニャンに家宅捜索が入る。ヒョンウは機密文書を整理する中で、裏金を作るためのペーパーカンパニーの存在に気付き、トルコへと向かうのだが…

幽霊に呪われているとうわさをされる世子のイ・ファン。１年前に呪いのとおり右肩を矢で射られてから右腕が使えないのではないかという疑いの目が向けられ、世子にふさわしくないとの議論が持ち上がる。そんな中、ファンの師匠である開城府尹のミン・ホスン一家が毒殺される。ホスンの娘であるミン・ジェイは家族を殺した容疑者として追われる身に。ジェイはぬれぎぬを晴らすためファンに会おうとするが…

ソンジングループの嫁でありながら一族から疎外されてきたジェヒは、夫のジュンヒョクと共にある計画を企てていた。一方、ソンジングループ会長の姉でありジェヒの義母ハンスクは実子のジュンイルを次期会長にしようと画策。しかしジェヒは粉飾決算の証拠を手に入れハンスクをおとしめようとする。ジェヒの野望を知ったハンスクは自らの利益と引き換えに、夫の連れ子であるジュンヒョクを大統領にするようジェヒと取り引きする。

クリスマスが近づき、恋人のいないキム・ハクスは３人の女性を紹介してもらうことに。店の席に着くと、いきなりカン・ジグに焼酎を３杯も飲まされてしまうハクス。そのあともハイペースで酒を勧められ、泥酔した彼は夢の中へ。悪夢にうなされて目覚めると、そこにはハン・ジヨンが立っていた。最初は美人なジヨンに見とれるが、酒が進むにつれてあることに気付く。一方、放送作家のアン・ソヒの第一印象は悪くなかったのだが…

オランダのセイントミラー美術館で勉強しているキム・ダリは優秀だが夢中になると寝食を忘れて没頭するため、館長によく叱られていた。ある日、急用が入った館長に代わり、ダリが展覧会のゲストを空港まで迎えに行くことに。無事にゲストを迎えたダリだったが、実はその人物はゲストのチン・ヒトナリではなく、オランダ養豚協会に招かれ韓国から出張でやって来たチン・ムハクだった。何も知らずパーティーに出席したムハクは…

ギターのオーディションを目前に控えるハン・バラム。ギターを教えてくれる先生を密かに想う彼は、オーディションが終わったら、好きだと告白するつもりでいた。ところがその当日、オーディション会場で見知らぬ若者と鉢合わせした途端、ギターは壊れピックも紛失。不運なハプニングに見舞われたバラムは…。

2010年、韓国詐欺史上最高額の５兆ウォンを超える投資詐欺事件、主犯のノ・サンチョンは逃亡先の中国で交通事故に遭い死亡した。2023年、ソウルで殺人事件が発生する。被害者は死ぬ直前に、「ノ・サンチョンに殺される」と警察に電話していた。停職中の刑事ク・ドハンはカン・ジョンフン次長から呼び出され事件を担当するが…。

遠い昔、外国に側女（そばめ）として売られるソリと彼女が愛する武士オ・ヒョンは、２人で逃亡しようとして果たせず命を失う。そして現代、地方病院の救急科で働く女医ハン・ケジョルは、患者の理不尽なクレームで病院をクビになる。トボトボと病院を出ていくケジョルが石段で足を滑らせた時、彼女を助け、指輪を落として無言で立ち去る黒ずくめの男が…。

1388年、高麗。遼東征伐に向かった将軍イ・ソンゲは、明との戦に納得できず開京（ケギョン）に引き返すことを決める。これに憤慨したウ王は、イ・ソンゲを逆賊として扱い開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じる。しかし、人質になっていた長男のイ・バンウ、次男のイ・バングァは素早く脱出して父ソンゲの元へ向かう。そして、五男のイ・バンウォンも不穏な空気を感じ、妻のミン氏と子どもたちを実家に行かせる。

祖母と共に暮らし、個人タクシーを営むヨンミンは、ローンの返済をしないと家が競売にかけられると通告され、お金の工面に奮闘する日々を送っていた。そんなある日、ヨンミンのタクシーに幽霊のジヒョンが憑りつく。

地方の果樹園の息子として生まれ、アルバイトをしながらソウルで一人暮らしをするパク・インソン。役者になるという夢を諦めて就職活動中の彼は、韓国屈指のIT企業シルバーライニングの最終面接を受ける。ところが、直前に社長秘書のチョン・セヨンとぶつかってワイシャツにコーヒーがかかってしまう。セヨンに言われて汚れたワイシャツを脱ぐと…。

入社5年目のイ・ヨルムは、マジメでがんばり屋。若手社員として一生懸命仕事に取り組むが、上司から露骨な嫌がらせに遭いつらい日々を過ごしている。入念な準備をしたプレゼンテーションの手柄も上司に奪われ、大学時代から付き合っている恋人に愚痴をこぼすが、なぐさめてもらえるどころか距離を置こうと言われる。そんなヨルムにさらなる悲劇が…。

念願だったMINエンタ公演企画チームに就職することができたソル・ドンベク。だが、初出社をすると急に理事の秘書チームに移動することに。落ち込んでいたドンベクが理事のミン・ユダムと対面すると、急に「恋愛しないか？」と言い寄られ困惑。さらに、ユダムとの食事中に驚きの言葉を聞いて…。

ソウルでの生活に疲れ、祖父の家がある田舎へ行くことに決めた大学院生のユル。車で向かうも大雨で地面がぬかるみ、タイヤがはまって動けなくなってしまう。電話も繋がらず苛立っていると、そこへ一台のトラクターがやって来る。中から降りて来たのは、フードを目深にかぶり、鎖を持った怪しい男で…。

1999年、両親と車で移動中に事故に遭ったジア。しかし気付くとなぜか家に戻っていた。事故は夢だったのかとほっとするが、両親の様子がおかしいことに気付く。本物の両親ではないと分かり部屋へ逃げると、どこからともなく謎の男が現れる。我に返るとジアは事故現場に戻っていたが、両親の姿は消えていた。それから21年後、怪談番組のプロデューサーになったジア。偶然訪れた結婚式場でおかしな事件に遭遇するが…

母校であるソヨン高校へ教育実習に行くことになったソマン。しかしハミンとの思い出の場所である美術室で突然倒れてしまう。気を失ったソマンは、ハミンと出会った頃の夢を見る。その後、保健室で目覚めたソマン。見守っていたボミから、うわごとを言っていたと聞かされる。ソマンは職員室に戻るが、その時ハミンの姿を見つける。涙ながらにハミンの名を呼ぶが、実際に目の前にいたのは別の生徒だった。

彼氏から一方的に振られて以来３年、恋をしていなかったキム・ユミ。恋ができない原因は、ユミの愛細胞が涙の洪水に流されてこん睡状態になっているせいだった。ある日、密かに思いを寄せる会社の後輩チェ・ウギから気のある素振りをされ、ユミの愛細胞は再び目覚める。せっかくウギと２人きりになれるチャンスを後輩のイ・ルビに邪魔されたユミは、いらいらして眠れない夜を過ごすが、疲れた顔で出社した翌日、思わぬ誘いを受ける。

売れっ子料理人ムン・スンモの前に突然現れた、娘を名乗るキム・ソラ。身に覚えのないスンモは、老舗クッパ店を営む両親にソラを託しオーストラリア出張へ。一方、世界的デザイナーのベラとして顔を隠して活動するユ・ユジンもオーストラリアにいた。街で不審な通話をしているスンモと出会ったユジンは警察を呼ぶが、栄養失調で倒れてしまう。ユジンをホームレスだと勘違いしたスンモだが…

ポン・ソナは殺人の容疑で逮捕される。刑務所に入れられたソナは、必ず真犯人を見つけ出し無念を晴らすと誓うが…。ソナは、まだ籍は入れていない夫ムン・サンヒョクとの間に息子を授かり、サンヒョクの母ヤン・マルジャと同居していた。ソナが陣痛で病院に運ばれた日、会社の飲み会に出たサンヒョクを、女性上司のユン・ジェギョンが誘惑する。

財閥家の３世チェ・ジウは、気楽な海外生活を清算し韓国に帰国する。亡くなった財閥オーナーの祖父の遺産を相続するためだ。両親は父の浮気で離婚、父チェ・ボンナムは慰謝料で金に困って遺産を当てにし、母のオ・サラは教会の牧師。一方、フレンチシェフを夢見るソ・ジュンヒは親友のオ・ヨングァンと部屋をシェア、クラブの厨房で働いていた。

霊が見える能力を隠して、18歳を無事に乗り切って独立することが目標だったドゥシムは、突然、韓国で一番の名門学校と言われるソンヨン高校に転校することになる。

海外ブランド、オリビエとの交渉のためファッションウィークに参加したヨンウン。仕事だけでなく恋愛もお手の物で、男性とベッドを共にするが名前も告げないままその場を去る。翌日、職場の上司であり友人のチスクの代わりに出向いた見合いの場でカメラマンのジェグクと出会う。早々と席を立ったヨンウンだが、仕事で問題が起きてジェグクの力を借りることとなる。無事に問題を解決してオリビエの元へと向かうのだが…

気難しく頑固者のヒョンチョルは妻に愛想をつかされ離婚届を突き付けられる。妻への腹いせに長生きしてやろうと健康診断に向かうが、ＭＲＩ機械の故障により中身はそのままで外見だけが20代の青年に戻ってしまう。妻に事情を説明するも、泥棒扱いされたあげく家を追い出され路頭に迷っていたところ、ヒップホップをやっている青年ムンセに助けられ、しばらく彼の家に居候することになるのだが…

不動産投資会社の代表ユ・ジャソンは家を安く買って高く売ることで財産を築いてきた。競売にかけられた家を買ったジャソンだったが、大家にだまされて住んでいた住人が出ていかないため、自ら出向いて追い出そうとする。その家に住んでいたのは職を失い、行く当てもないナ・ヨンウォンだった。ヨンウォンはうそをついて自分を追い出したジャソンを悪く言う。数か月後、ヨンウォンは出版社に就職が決まるが、そこでジャソンと再会し…

高校２年生の新学期を迎え、同じクラスになったナリとミレとソンジ。教室に入ったナリは天井に穴が開いているのを見つける。ミレの推薦で学級委員になったナリはクラスで起こる問題を解決しなければならない立場となる。騒音に抗議するため、上のクラスの学級委員を訪ねると、出てきたのはナリの好みのタイプの黒髪男子だった。

田舎の小さな駅、新炭里（シンタンリ）駅。20代のギョンスは亡き祖母の後を継ぎ、駅の近くで日替わり定食の食堂“ごはん屋”を営んでいる。そこにふらりとギョンスの父が現れ、ヨンシンという名の身寄りのない８歳の女の子をギョンスに預けて去っていく。明るいヨンシンは毎晩ごはん屋に夕食を食べに来る常連客と一緒に食卓を囲み、まるで家族みたいだと喜ぶが…。

韓国全土を恐怖のどん底に突き落とした「ヘッドハンター殺人事件」。すでに20人近くの被害者が犯人に頭を持ち去られているのに、警察の捜査は進まない。キャンプ場で再び殺人事件が発生する。両親を殺害され兄は重傷、1人無事だった少年コ・ムチ。警察の事情聴取を受けるがショックで口がきけない。その時、ムチが壁のポスターを見て叫ぶ。「この男だ！」