ソナはサンミからゴップンの遺品を受け取る。ゴップンの残した鍵で箱を開けると、ソナの本当の名前がビンナであることと、ゴップンがソナの母を嫌いソナを連れて姿を隠した理由が書いてあった。それを読んだソナはショックを受け、母親捜しを止めると言う。一方、ジェミンはソジュンに、自分はジェギョンの兄でテグクグループの跡取りだと告白する。

通販番組でケーキを題材に２回目の対決が開かれる。またしてもジェギョンが妨害工作を仕掛け、ソナは機転で乗り切るものの、今回は販売数でテグク製菓が勝利する。ソナはジェギョンの仕業だという証拠をつかむ決意をする。ヘランは、ジェギョンが裏金を作っているのを知り彼女を監視する。ジェギョンも、ヘランが自分に敵対していることに気付き…。

ソナはテグクを訪ね、通販番組で卑劣な妨害工作を行ったのがジェギョンであることの証拠を突きつける。何が望みか尋ねるテグクにソナは、テグク製菓への入社だと答える。韓屋ベーカリーのノウハウをソナから盗んだらクビにすればいいと考え、テグクはソナを特別採用する。それを聞いたジェミンは喜び、ジェギョンは激怒、ヘランも反対するが…。

ヘランは偶然会った昔の知人から、ビンナは生きていてゴップンが連れ去ったと聞かされる。何としてもビンナに会いたいヘランは、警察署にＤＮＡを登録することにする。それを聞いたテグクは顔では喜んで見せても、内心では面倒なことになったと思い、ジェギョンは遺産の取り分が減ると憤慨する。一方、テグク製菓に入社したソナはサンヒョクに接近し…。

ソナの盗聴を知り、韓屋ベーカリーに押しかけたジェギョンは、ソナの部屋で以前ヘランの部屋で見たのと同じ赤ん坊の写真を見つける。まさかソナがビンナ？　ヘランにこのことを絶対に知られてはならないと、ジェギョンはスチョルに念を押す。ヘランがＤＮＡの登録に警察署に行くと、そこには母を捜すためＤＮＡの再登録に来たソナの姿があった。

ヘランに警察署から、ＤＮＡが一致する女性がいたと連絡が入る。ソナにも同じ連絡が入り、ソナは警察署でその女性が現れるのを待つ。しかしヘランに再び電話がかかり、ウンギョルと名乗る女性が、自分がヘランの娘ビンナだと告げる。それを信じたヘランは彼女に会いに行き、ジェギョンはヘランをかたって警察署に電話、娘と会うつもりはないと言う。

ウンギョルの身辺を調査させたテグクは、ウンギョルはジェギョンが仕組んだ真っ赤な偽者だと知る。テグクはそのことをヘランには知らせないことにする。テグク製菓の社員となったソナは、ギテク殺害事件の真相を調べていた。ジェギョンに頼まれて、階段でソナがギテクを押したと証言したイ・ファリンは、ソナの存在に怯えジェギョンに訴えるが…。

ソナとサンヒョクの関係を疑い韓屋ベーカリーに押しかけたジェギョン。ソナは不在だったがボクスンはあきれ果てる。ソナは会社でジェギョンに抗議し、今は上司のジェギョンに、あなたを刑務所に入れると宣言する。ますますソナが気に入らなくなったヘランは、テグクにソナをクビにしてと頼み、ジェギョンは私が追い出すと言うが、テグクは相手にしない。

ファリンからジェギョンの頼みで偽証したと聞いたソナは、ジェギョンに自首を迫る。しかしジェギョンが自首などするわけはない。サンヒョクが親し気にソナに話しかけるのを見たジェミンはサンヒョクに、ジェギョンの兄として許さないと告げる。ソナはファリンに向って、失くしたわが子のためにも汚名をすすぎたい、再度警察で証言してくれと説得する。

ヘランはウンギョルの言動に不信を抱く。それに気づいたジェギョンは、もしバレて私の名前を出したら、金はすべて返してもらうとウンギョルを脅す。ジェギョンは実母のヘンシルを焚きつけて酔ったテグクとベッドを共にさせ、ヘランにプレッシャーをかける。ヘランはウンギョルが育ったと主張する施設を訪ねるが、そんな子はいないと言われ…。

真実を語る決心をしたファリンをジェギョンが買収する。ファリンがソナに決定的な証拠だと言って渡したメモリーは、ソナを会社から追い出すワナだった。他社に新製品の情報を売ったという理由で、ソナは解雇される。ソナはグムドクの刑務所での同期が焼肉店を開いたと聞いて、ジナとその店を訪れるが、そこにヘランとウンギョルがやってきて…。

ソナはジェミンに、ウンギョルは詐欺師だと告げる。ジェミンはウンギョルとヘランの親子鑑定を行い、親子でないことの確証を得る。それを知ったヘランは驚愕しウンギョルを問い詰めるが、ウンギョルはジェギョンの名前は出さない。ソナも黒幕はジェギョンしかいないと思うが、その理由が分からない。ソナを再び刑務所に入れようと考えたジェギョンは…。

ソナは、ギテク殺しの証拠であるブレスレットが、キム刑事によりすり替えられたことを知る。一方、キム刑事はスチョルから、ソナを再び刑務所に入れてくれと依頼されていた。証拠をつかむため、1人でキム刑事を追いルームサロンに行くソナ。それを知ったソジュンとジェミンも店に急行する。バンドマンに変装した３人は、キム刑事に酒を飲ませて…。

キム刑事が収賄の罪で逮捕され免職される。それがソナたちの働きによるものだと知り、ジェギョンは困惑する。ソナはジェギョンとウンギョルが結んだ契約書を発見、さらにジェギョンに、キム刑事がスチョルにブレスレットの件を話す音声を聞かせ自首を迫る。追い詰められたジェギョンは、テヤンのためにも２日だけ猶予をくれと泣いて頼むが…。

ジェミンがソナにプロポーズする。ソナは涙を流して断った。そして、祖母を殺し、ギテクを殺し、セビョクを死に追いやったのはあなたの妹ジェギョンだと告げる。ソジュンからソナを愛するなら人生を懸けろと言われ、ジェミンは苦悩する。ジェギョンは自首しないとソナが思っているところへ、サンヒョクから連絡があり清平にある別荘に誘われる。

ソナと清平の別荘で争ったジェギョンはスチョルの手を借り、気絶させたソナを湖に沈める。ソナは事前に、ジェギョンとウンギョルの契約書をヘランに送っていた。それを見たヘランは激怒しジェギョンを家から追い出すと言うが…。数か月後、ジェギョンとサンヒョクの夢であるJタウンに投資するという女性、シャロン・パクが韓国にやってくる。

ソナとうり二つの顔をしたシャロンは、偉そうな態度でジェギョンを振り回す。驚いたジェギョンはシャロンがソナの双子ではと疑うが、今のジェギョンにはまず投資してもらえるかが緊急の課題だ。韓屋ベーカリーにやってきたシャロンに、ジェギョンは必死で投資を勧める。ジェギョンの態度が気に入らないシャロンは、ジェギョンの顔に水をぶちまける。

韓屋ベーカリーにソナが戻ってくる。スチョルに気絶させられたソナを、グムドクとジナが隙を見て救出、ソナは九死に一生を得たのだった。自分の妹が自分の愛する人を計画的に殺そうとした。話を聞いたジェミンはジェギョンを絶対に許せないと、ソナの復讐へ協力を申し出る。ジェミンの提案でソナはシャロンとなり、ジェギョンの前に姿を現す。

サンヒョクに会ったソナは、ジェギョンに殺されかけたと打ち明ける。サンヒョクも消されるかもとマルジャが騒ぐが、自分はジェギョンの犯罪を立証する証拠を持っているから大丈夫だとサンヒョクは言う。その話に陰で耳を傾けるソナ。サンヒョクは、ジェギョンと共に契約の件でシャロンを訪ねるが、傍若無人に振る舞うシャロンにジェギョンは…

韓屋ベーカリーに駆け付けたジェギョンの前にソナが姿を現す。驚愕するジェギョンだが、私は知らないとシラを切り、殺人を主張するなら証拠を見せろと開き直る。ソナは復讐のために、ジェミンと契約結婚する計画を立てる。妻のフリはできても本当の妻にはなれないからと涙を流すソナにジェミンは、復讐が終われば本当に結婚しようと笑顔で答える。

テグクグループの創立記念式典で、ジェミンはシャロンをフィアンセとして紹介する。ソナにそっくりなことに驚いたものの、不動産王の娘と聞いてテグクは喜びを隠せない。一方ジェギョンは、父には秘密のジェイタウン事業がシャロンの口からバレないか、気が気ではない。ソナはシャロンになり切り、同じリングでジェギョンを倒すと決意を固める。

ヘランの前に不審な女が現れ、秘密をばらされたくなければ大金を出せと脅迫する。秘密とはヘランとジェミンの親子関係に関連するものらしいが…。シャロンがテグクの屋敷に挨拶に訪れる。テヤンはシャロンを見て「ソナおばさんだ」と言う。サンヒョクもシャロンの仕草がソナに似ていると不審を覚える。食卓でシャロンの口から、ジェイタウンの話が出て…。

シャロンとソナが同一人物か確認するため、ジェギョンはシャロンが会社にいる時間に韓屋ベーカリーへ行く。それを知ったソナは急いで戻り、ジェギョンの前に姿を現す。ジェギョンは、やはり２人は別人だと思わざるを得ないが、その方が彼女にとっても好都合だ。ジェミンの家を訪れたシャロンは、門の前でヘランと中年の女がもみ合っているのを目撃する。

ソナとジェミンは、シャロンの両親役を仕立てて、テグクとヘランに挨拶させる。結婚後、２人がテグクの家で同居すると聞き、ジェイタウンのことがシャロンの口からテグクにバレないか心配で、ジェギョンは気が休まらない。一方、ソナはサンヒョクに会い、もう終わりにしようと告げる。お前は俺の女だ、別れられないと言うサンヒョクにソナは…。

ジェイタウン事業のため、裏金や絵画などジェギョンの個人資産を隠匿した倉庫があるとにらんだソナたちは、その金をすべて奪ってジェギョンに打撃を与える計画を立てる。まずシャロンがジェギョンに絵画をプレゼントし、それに取り付けたＧＰＳで場所を確認、隠しカメラを設置して入室の暗証番号を盗み見る。準備万端整えたソナたちは倉庫に忍び込み…。

ジェギョンのフランス時代の友人が訪ねてくる。ヘランと会話しているうちに、テヤンの赤ん坊時代の写真が、実はテヤンではなく彼女の息子の写真だと分かる。ジェギョンはなぜそんなマネをとヘランは不審に思う。４年前にジェギョンが入院した病院の女医から、ジェギョンは流産して子を産めない体になった聞かされたヘランは、疑惑を募らせ…。

ジェミンは部屋でシャロンに「ソナ」と呼びかけてしまい、それをサンヒョクに聞かれる。夫が妻の名前を呼び間違えるか？　サンヒョクは不信を抱く。ソナたちに裏金を奪われたジェギョンは、ジェイタウンの工事代金に窮し、実母のヘンシルに泣きつく。テヤンが養子だと知って激怒したたヘランは、ジェギョンの部屋でテヤンの母子手帳を見つけるが…。

ヘランからテヤンが養子である証拠を突き付けられ、ジェギョンは白状するしかない。どうか父にだけは言わないでくれと手を合わせて頼むジェギョンだが、ヘランにはすぐにテグクに告げる気はなかった。一方、セビョクのお骨を祖母と同じ納骨堂に移すために、ソナは納骨堂を訪れる。セビョクの遺骨の入った骨つぼを抱くソナだが何かおかしいと感じる。

ヘランは教会でソナと偶然出会う。その時、ソナが落としたセビョクの写真を見たヘランは…。一方、シャロンの部屋でセビョクの写真を見つけ、シャロンがソナであることを確信したサンヒョクはソナを問い詰める。ソナはサンヒョクに私がシャロンだと打ち明け、ジェミンを利用してジェギョンに復讐する計画だ、ぜひあなたも協力してほしいと頼むが…。

ソナとサンヒョクが会っているところを見たヘランは、婿を誘惑していると思い激怒する。そんなヘランにソナは、ジェギョンが自分から夫を奪い、祖母を殺し、自分に無実の罪を着せて牢獄に送ったと洗いざらいぶちまける。ヘランは到底信じることができないが…。ジェギョンを問い詰めるヘランに、開き直ったジェギョンは１枚の写真を突き付ける。