院長選挙への出馬を部下から促されたギョンムンは思い悩んでいた。同じ頃、ソヌから想いを告白されたノウルも複雑な気持ちを抱えていた。 翌日、ソヌと対面したスンヒョは不正を働いた副院長を辞めさせると言い出す。ソヌは過ちを認められる環境を作るよう、スンヒョに促す。スンヒョの手腕に期待するソヌ。

投票が始まるが、有効投票数に届いた候補はなく、セファとギョンムンの決選投票が実施されることに。こうしてセファが院長の座を射止める。うれしさを噛みしめるセファ。その頃、ソヌがギョンムンの診察室に入るのを見たノウルは、ソヌの体が深刻な状態にあることを知って衝撃を受けていた。

ウチャンが進めていた臓器移植手術が始まる。だがウチャンの心は晴れない。そんな中、医療センターの起工式が開かれる。そこにはスンヒョの上司、チョ会長も出席していた。そんな会長のもとに入ったホン会長からの電話が気になるスンヒョ。その頃、病院では救急搬送後に死亡した患者にジヌが不審感を抱いていた。

チョ会長とホン会長に呼び出されたスンヒョはそれとなく業務連携へと話を持っていく。その頃、副院長とサンヨプはともに不穏な動きを見せていた。発表された死因に納得できないジヌはギョンムンを巻き込んで遺族に解剖を進めるが、拒否されてしまう。

病院関係者をシャットアウトして行われる解剖に、ジヌは遺族を立ち会わせる。こうして解剖が終わり、ブリーフィングが始まるが、ギョンムンから渡された解剖写真を見たオ院長は解剖医の発表前に、死因を病死と訂正してしまう。メディアはこれを大きく取り上げ、怒ったチョ会長はスンヒョを会社から締め出してしまう。

一人暮らしをしたいと言い出したソヌが心配でたまらない母親。ソヌは自分と父親の事故のことを今さらながらに、母親に告白していた。同じ頃、ノウルはチーム長を誘ってやけ酒をあおっていた。スンヒョの真意を測りかねるノウル。一方、解雇を通告されたジヌはスンヒョに徹底抗戦するため、医師たちを講堂に集めていた。

スンヒョの罷免決議を勝ち取ったジヌたちだが、すでに解雇された身だった。ギョンムンはスンヒョの弱みをつかもうと躍起になっていた。そんな中、ギョンムンからソヌの病状を知らされたジヌはあわてて帰宅する。一方、スンヒョはオ院長の様子を見に行ったカンチーム長から、院長がチョ会長の報復を恐れていると聞かされる。

オ院長が姿を現す。スンヒョも含め、だれも解雇されないと宣言するオ院長。ジヌたちと構造調整室に乗り込んだオ院長は、室長を脅迫まがいに責め立てる。土地売買に関する疑惑を知ったオ院長は頭を抱えるが、まずは解剖所見を訂正した案件から始めることに。

営利事業の発表は、スンヒョを追い詰め、人々の目を本質からそらせるためにチョ会長が打った芝居だった。打つ手のないジヌたち。ギョンムンは前院長が自分を呼び寄せた理由を噛みしめていた。そんな中、ジヌはスンヒョに最後の望みをかけようと、彼の前に立ちはだかり、一緒に戦うよう促す。

オ院長と副院長はチョ会長に対抗するために環境大臣を動かす。あわてて病院にやって来たチョ会長に、スンヒョは病院に手を出さない代わりに大臣をかわす方法を提示する。見返りに何が欲しいのかと問うチョ会長。こうして、スンヒョは医師たちを前に、今後も見守っているということばを残して病院を去っていく。

平凡な大学生ジュンギョンは、音楽で成功するという夢のためにレコーディング室を手に入れて引っ越してきた。しかし、その場所には“レコーディング室の幽霊”として有名なヤン・ヨンジ住んでいた。ジュンギョンとバンドのメンバーであるハルにはなぜか霊が見え、ジュンギョンは、しかたなく幽霊と同居することに。

慣れれば住みやすくなるだろうと願って120歳の幽霊と同居を始めたジュンギョンだったが、その希望はすぐに打ち砕かれた。しかし幽霊のおかげで助かったこともある。そんな2人は各自の私生活を尊重するために同居契約書を作るのだが…

ハルは、ひょんなことからレコードと一緒ならヨンジも外出できるということに気付く。久しぶりに外の世界へ出たヨンジは変化した風景や人々の過ごし方を見て楽しむ。他に行きたい場所はないかと聞かれ海が見たいと答えるヨンジ。そこで自分も100年前に歌手を夢みていたということを話し始める。

互いに触れることもできない間柄だからこそ、更に恋い焦がれるジュンギョンとヨンジ。ハルと楽しそうに過ごすヨンジの姿を見て、つい思ってもいないことを言ってしまう。そして鈍感なジュンギョンは、自分のことを好きな女友達のセジョンに恋愛相談をするのだが…

ジュンギョンが作曲した曲を初めてレコーディングすることになり、バンドのメンバーは達成感を得る。しかし、納得がいかないジュンギョン。先輩にも聴いてもらったが、いい曲ではあるがプロの世界では通用しないと、やはり厳しい言葉を浴びせられてしまう。そこで新たにバラードを書いてみるのだが…

バラードを聴いたバンドのメンバーたちは、その仕上がりに絶賛する。特にこの曲を歌っていたヨンジの素直な歌い方に。早速、ネット上にアップするのだが、セジョンはジュンギョンの周りに歌わせるような女友達がいたか疑問に思い始める。更に最近のジュンギョンの行動は怪しさ満載だったことに気付く

ジュンギョンはヨンジを連れてデートに出かける。100年ぶりに人として生きていた感情を思い出したヨンジは初デートを楽しもうとするのだが、やけにぶっきらぼうで、つまらなそうな表情のジュンギョンにいつもより距離を感じてしまう。しかし、それには全て理由があった。

ジュンギョンの様子が気になってしかたないセジョンは、ハルに探りを入れることにするのだが、その勘は当たってしまう。これをきっかけにジュンギョンはバンドのメンバーにも本当のことを打ち明ける。姿の見えない彼女に嫉妬してしまうセジョン。そんなセジョンの気持ちを知らないヨンジもまた、自分の知らない話で盛り上がるジュンギョンを見てセジョンに嫉妬する。

幽霊との恋愛を楽しんでいたジュンギョンだったが、ある日、高熱でうなされてしまう。そんな彼に何をしてあげることもできないヨンジ。そこへ先日、飲み過ぎたことを謝りにセジョンがやって来る。セジョンは体調が悪いと分かっていながら、ほっておいたヨンジを責めるのだが、ヨンジのことをかばうジュンギョンに対しセジョンは深く傷つく。

先日、ネット上にアップした動画を見た音楽事務所から連絡が来てデビューする絶好のチャンスを得ることになった。しかし考えてみると、ヨンジがレコーディングをして歌手の夢をかなえると、ヨンジは成仏して消えてしまう。ヨンジが自分のもとを去ってしまうことを寂しく思うジュンギョンは、ついヨンジと口論になってしまい…

レコーディング当日。ジュンギョンの浮かない表情とは裏腹に、死んでから夢がかなうことにヨンジの気分は幸せでいっぱいだった。緊張した面持ちで歌い始めるのだが終わると、そこにはさっきまで笑いながら歌っていたヨンジの姿はなかった。

ヨンジのいない部屋で彼女のことを思い返すジュンギョンは、ヨンジが録音して残したメッセージを見つける。それを聞いてジュンギョンは、ヨンジがどれほど自分のことを愛してくれていたのか気付く。それから１年後、ヨンジの言葉どおりジュンギョンたちの曲はヒットして、新たな一歩を踏み出そうとしていた。

１年間のインターンから戻ってきたミンチェは、インターンへ行く直前に別れを告げられた恋人のウンに会いに行こうとする。しかし向かっている途中で立ち寄った靴屋で高校生に泥棒と間違えられてしまい、警察署へ行くはめに。勇気を出してウンに電話するが、つながらない。最悪の一日だと思っていた、その時…

ミンチェの家でシャワーを浴びながら彼女の帰りを待っていたウン。玄関が開くと、そこにはミンチェの兄が立っていた。妹が恋人と住んでいると知らなかった兄は２人の同せいを反対する。しかし、どうしても一緒に暮らしたいと考えるミンチェとウン。２人は人生プランを立てて兄の理解を得ようとする。

結婚式の準備を始めるためにミンチェとウンはウエディングプランナーのもとへ相談に行く。しかし新婚旅行も式を挙げるのにかかる費用も高く悩みは募っていく一方。高望みばかりしてしまうミンチェと、ミンチェのその望みをかなえてあげられない自分に腹を立てるウン。お互いの価値観が合わず、２人はついに言い合いになってしまう。

ウンはミンチェにプロポーズをしようと考えるが、何をどうしたらいいのか分からず困り果てる。そこへ生徒のジヘがやって来て彼女が聞きたい言葉を伝え、確信を与えれば成功するとアドバイスを受ける。そしてウンは思いをつづった手紙をサプライズで届けようとミンチェの働く美術館へ行くのだが…

結婚の準備を進めるミンチェとウンは、両家顔合わせの場を設ける。ミンチェの両親は訳あって来ることができず、その代わりに兄が行くことに。結婚の許しを得て、お酒も入り場の空気が和んできた時、ミンチェはお義父さんに対して失敗をしてしまう。大丈夫だと言いつつも席を立ってしまいミンチェは気が気でない。実はウンとお義父さんの間には溝があった。

ミンチェが働く美術館に校外学習でウンとウンのクラスの学生たちがやって来る。お互いの働く姿を見ることができて喜んでいた２人だが、生徒たちはミンチェと室長がお似合いだと騒ぎ立てる。ミンチェと結婚して幸せにしてあげたいと思っていたウンだったが、室長にまっとうなことを言われてしまい、その言葉が胸に突き刺さる。

水泳をやめたことを境にウンとウンの父親の関係がギクシャクしていることを知ったミンチェは、内緒でウンの父親に会う。父親とのことは自分で解決すると伝えていたにも関わらず、勝手に会っていたミンチェにウンは腹を立てる。しかしミンチェは、そんな話を聞いていないと言い張り２人の関係もギクシャクし始める。

後悔のない人生にしたいと考えたウンは、父親に謝りに行き仲直りをし、更に背中を押されミンチェにサプライズを仕掛けることを計画する。一方ミンチェも、ウンが書いた手紙を見つけて読んでいた。果たして８年の恋の結末は最高のエンディングを迎えることができるのだろうか。