もう１人のドウォンとジェチョルが車にはねられ死亡。遺体になったドウォンと生きているドウォンを前に、ソギョンもジョンミンも驚きを隠せず、ドウォンは12年前に運命が分かれた別の世界について説明するが、２人はどうしても受け入れられない。ドウォンは目撃証言から、もう１人の自分と父が真犯人によって殺されたのだと悟る。

失踪事件の被害者たちの共通点を探っていたドウォンらは、全員が同じ病院の精神科に通っていたことを突き止めた。さらに、真犯人が難病を患っていると推測していたドウォンは、密かにDNA鑑定に出していた証拠の分析結果を確認し、真犯人が誰なのか確信を持つ。すぐにソギョンに知らせようとするが、ソギョンと連絡が取れず……。

真犯人があっさりと犯行を認め自首をした。しかし、犯行を立証するには証拠を見つけなければならない。今いる世界で殺された被害者の遺体は、元の世界で遺棄されていて見つけられないことを知るドウォンは、別の物証を捜すため奔走。真犯人の自宅を捜索していたソギョンは、真犯人の幼いころの写真を見ながら不審な点に気づく。

証拠が見つからないまま真犯人の拘束期限が近づき、ドウォンは殺されたもう１人の自分の遺体を証拠にすることを決意。ところが、肝心の遺体は別人とすり替えられ、火葬されてしまった。証拠不十分のまま釈放される真犯人は、さらなる殺人を犯したことを告げる。その被害者の遺体が元の世界に運ばれると勘づいたドウォンは、駅へ急ぐ。

列車が元の世界に到着する間際、遺体を運ぶ人物を追い詰めたドウォン。しかし、真犯人とばかり思っていたその人物は、あまりにも意外な人だった……。もう一つの世界では、チーム員たちが突然姿を消したドウォンを捜していた。ソギョンは、ドウォンから話を聞いていた２つの世界をつなぐ列車が廃車になるという記事を目にする。

元の世界に戻ったドウォンは、信頼していた人に裏切られたことに憤っていた。自分が別の世界にいる間に辞職していたミスクの居場所を突き止め、12年前の事件の真相を問いただす。そのころもう一つの世界では、ソギョンが真犯人の最後のターゲットを割り出していた。ドウォンは再びソギョンのいる世界に戻るため、ムギョン駅へ向かう。

もう一つの世界に戻ったドウォンは事件を解決し、この先もソギョンのそばにいるために、今いる世界に残る決意をする。ドウォンが愛した人が別の世界にいた自分だったと知るソギョンはドウォンの気持ちに応え、２人は新たな関係を築き始めた。すべてが片付いたと安堵するドウォンだったが、ソギョンが自宅で何者かに刺されてしまう。

ソギョンのそばにいれば彼女を守れると思っていたドウォン。しかし、元の世界とは違う人生を送っていたもう一つの世界の人々が、自分の存在のせいで結果的に元の世界と同じ運命をたどっていることを悟り、がく然とする。このままでは再びソギョンを失ってしまうと考えたドウォンは、ソギョンを守るためこの世界を去ろうとするのだが……。

キャリーとウナの会話を偶然耳にしたユジンは、ヘジュンが出生の秘密のせいで自分に別れを告げたと知って衝撃を受ける。キャリーやデニーはこの事実を知ったユジンがヘジュンに同情していることを知り、復讐心が揺らぐのではないかと不安を抱く。一方、キャリーの身辺調査を行ったインチョルは、キャリー・チョンことチョン・ミエが、死んだ知人チャ・ミヨンとかつて同じ刑務所に服役し、同部屋を使っていたという事実を知って混乱するが…。

療養院を訪れたウナはミヒャンの記憶が戻りつつあることに気づき、30年前の出来事は忘れろと激しく怒鳴りつける。キャリーは騒動について秘書から報告を受け、ウナが何かを隠していると確信する。そんな中、特許侵害の責任を問われたセラは物流チームに左遷され、ヘジュンはファッションパークのチーム長に任命される。ユジンとともにファッションパークの工事現場を訪問したヘジュンは、意図せず2人きりの時間を過ごすことになり…。

ユジンの父親が化粧品の研究員だったという情報を得たヘジュンは、ユジンは母親のために復讐を果たそうとして近づいてきたのではないかと疑う。問い詰められたユジンは内心動揺するが、堂々とした態度を取る。一方、ユンギョンは療養院で出会ったミヒャンに見覚えがあるような気がするとウナに話す。ウナは不安でたまらなくなり、ミヒャンを別の場所に移したいとインチョルに相談する。そんな中、インチョルはキャリーとミヨンの関係を調べ…。

キャリーに会い、30年前に同じ刑務所に服役していたチャ・ミヨンを知っているかと尋ねたインチョル。キャリーはインチョルが自分の身辺調査をしたことを知り、デニーに彼の尾行を指示する。インチョルはキャリーと同時期に服役していた女性たちを訪ね歩き、死んだミヨンとキャリーが出所後も親しく過ごしていたと聞いて驚く。そんな中、ウナはミヒャンがキャリーにもらったマフラーをミヨンのものだと言い張る様子を見て、怪訝に思うが…。

インチョルは、キャリーが死んだミヨンに代わって自分たちに復讐をしようとしているのではないかと疑い始める。ジェミョンもキャリーとミヨンが親しかったという話を聞いて驚くが、キャリーの目的がわからず困惑する。ウナもまたユンギョンにこの事実を伝え、キャリーに気をつけろと警告する。キャリーは自分の正体がミエではないと気づかれるのも時間の問題だと感じ、インチョルとジェイグループを窮地に追い詰めるための計画を実行し…。

ノラファッションの資金がカナダに流れたという情報をつかんだヘジュン。報告を受けたジェミョンとインチョルはファッションパークから農場に至るまで、すべての事件にキャリーが関係していることに動揺する。ヘジュンは同時期にカナダからやってきたユジンとキャリーの関係を疑い始める。ユジンは母娘だと知られても構わないと考えるが、キャリーは自分たちが実の母娘ではないことをユジンが知ってしまうのではないかと不安になり…。

元服役囚にキャリーの写真を見せたインチョルは、ミエではなくミヨンに似ているという言葉を聞いて驚き、ジェミョンに報告する。一方、キャリーの秘密を探るために彼女の家を訪れたウナとユンギョンだが、ウナはユンギョンの前でミヒャンのことをキャリーに尋ねられ、慌てて帰宅。ユンギョンはウナがミヒャンの後見人だと知り、何か秘密があるようだと疑うが…。そんな中、ウナが経営するララ皮膚科とノラファッションの会合が開かれる。

ジェミョンとウナ、ヘジュンの前に現れ、自分こそがノラファッションの会長だと明かしたキャリー。ユジンもまた、キャリーが自分をジェイグループに復帰させてくれた後ろ盾であることを堂々と発表する。その後、キャリーはヘジュンにこれまでのユジンの行動はすべて自分の指示だったと暴露。ヘジュンはジェイグループとララ皮膚科を同時に狙うキャリーの動機がわからず、自分とセラの家族に個人的な恨みがあるのではないのかと考えるが…。

インチョルはミヨンとキャリーが同一人物かもしれないと疑い、ミヨンが死んだ30年前の火災事故について調査を始める。ウナはミヨンが復讐のために生きて戻ってきたという可能性に怯え、ミヒャンの転院を急ぐ。一方、キャリーは農場の名義変更と経営権の問題を1カ月で解決しろと要求してジェミョンを追い詰める。そんな中、偶然ユジンとエレベーターに同乗したヘジュンは、パニック障害を起こしそうになった彼女の手を思わず握るが…。

ミヒャンが療養院から消えたという知らせを聞いたウナは慌てふためき、インチョルとともに一帯を捜し回る。その頃、キャリーはウナより先にミヒャンを見つけて保護し、自宅に連れ帰る。ミヒャンは30年前にキャリーとユンギョンの赤ん坊を取り替えたことに申し訳なさを感じて涙を流すが、秘密を打ち明ける勇気が出せない。一方、ヘジュンはキャリーがジェイグループとララ皮膚科を狙う動機を知るため、キャリーの身辺調査を続けるが…。

キャリーの元を訪れ、正体はミヨンなのではないかと問い詰めたウナ。キャリーは自分で正体を突き止めるように挑発し、ウナはヘジュンとの親子鑑定をするために、密かにキャリーの歯ブラシを盗み出す。一方、ジェミョンはユジンの部屋に集まっていた理事たちを責めるが、全員にそっぽを向かれてしまう。そんな中、コンビニのイートインコーナーでコーヒーを飲んだヘジュンとユジンは、かつてコンビニでデートをした日のことを思い出すが…。

キャリーは頭上から落下してきた植木鉢に当たりそうになるが、間一髪のところでユンギョンに助けられ、事なきを得る。ところが、オフィスにもペンキで脅迫文が書かれており、キャリーはジェミョンが犯人だと確信する。何も知らないユンギョンは、ミヨンが生きているなら会って誤解を解きたいと話すが、キャリーは取り合おうとしない。一方、ウナはキャリーがミヨンであることを突き止め、彼女が長女のユラを誘拐したのではないかと疑うが…。

ウナはユラを誘拐したのはキャリーに違いないという考えに取りつかれ、涙を流しながら行方を教えてほしいとすがる。キャリーは何も知らないとウナを突き放すが、誘拐のことが明らかになれば、ユジンを失うかもしれないという恐怖に苛まれる。ユジンは、顔面蒼白なキャリーと取り乱したウナ、気の抜けた様子のセラを見かけて不審に思う。一方、ヘジュンはミヨンの夫と赤ん坊の死にジェイグループとウナが関係しているらしいと知り…。

セラはキャリーの元を訪れ、もしユラを誘拐したのであれば、彼女が二度と両親の前に現れないようにしてほしいと告げる。一方、ウナとインチョルは病院の差し押さえと薬品の違法投与疑惑の記事により、キャリーが誘拐犯であることを確信。そのうえキャリーに偽物の絵画をつかまされていたと気づいて憤慨するが、ユラの情報が得られなくなるのではないかと不安で告訴もできない。一方、キャリーはユジンを先にカナダに帰らせようとするが…。

インチョルはキャリーに30年前に犯した罪を涙ながらに詫び、ジェイグループへの復讐をやめなければ、さらなる悲劇が起こると告げて説得を試みる。しかし、我が子が死んだと思い込んでいるキャリーに、彼女の本当の息子はヘジュンだという事実を明かすことはできなかった。一方、セラはユラのことで頭がいっぱいのウナに姉がどうなろうが関係ないという本心をぶちまける。ショックを受けたウナは、セラに暴言を吐いてしまうが…。

ユジンはキャリーが30年前に罪を犯したというセラの言葉が気になるが、キャリーはセラ一家の嘘だと主張する。ウナは幼い頃のユラの映像が入った大切なビデオテープをセラに壊され、ショックのあまり寝込んでしまう。家を飛び出したセラはバーにデニーを呼び出すが、その場にヘジュンが現れる。セラはデニーに引き留められるが、ヘジュンとともに去っていく。そんな中、ヘジュンは父にユジンを詐欺罪で告訴しろと命じられて葛藤するが…。

キャリーの金庫の中から、誘拐されたユラの赤ん坊の頃の写真を発見したユジン。キャリーはウナを苦しめるつもりで衝動的に盗んだだけだと説明するが、ユジンは心に引っかかるものを感じてデニーに相談をする。一方、ヘジュンは30年前の出来事について調べ、ジェミョンがキャリーの夫だったミョンホからハーブ農場と特許を盗んだことに気づく。そんな中、ジェミョンは隠し子ドリの母ジャヨンから結婚して海外に行くと聞かされて…。

トロントへ発つために空港に向かったユジンは、ジェイグループへの詐欺容疑で逮捕される。ユジンは警察で自分が１人でやったことだと話し、キャリーはユジンに指示を出したのは自分だと主張して、お互いをかばう。ヘジュンはユジンを救おうとして警察署に駆けつけ、セラはヘジュンがユジンを告訴しなかったと知って腹を立てる。そんな中、ジェミョンはジャヨンに譲った借名株式を買い戻すためにユンギョンの不動産を盗んで売ろうとするが…。

釈放されたユジンは出勤し、ヘジュンに韓国を離れることはできないと告げる。ヘジュンはまだ自分のことが好きなのかとユジンに聞かれ、思わず…。そんな中、ジャヨンがドリを連れてジェイグループを訪問。ドリを育ててくれと迫られたジェミョンは慌てふためく。ヘジュンはロビーで偶然ドリに会い、ジェイグループの会長が自分の父親だという言葉を聞いて怪訝に思う。一方、キャリーはジャヨンに接近し、ジェミョンの弱みをつかむ。

オンラインコンテンツの制作会社で働くウ・ドヒは、恋人から近々プロポーズされる予感を抱いて彼のいる済州島へ飛行機で向かう。機内でドヒは、食事をしながら患者の心を癒す精神科医、キム・ヘギョンと隣の席になるが…。

ドヒは恋人から「君と食事をするのが嫌になった」と言われてショックを受ける。ヘギョンとその患者は、ドヒが振られる一部始終を見ていた。患者は「彼女には先生が必要だ」とヘギョンをけしかけ、ヘギョンはドヒの後を追う。

ドヒが選んだキッチンカーでドヒとヘギョンは一緒に夕食を済ませる。そのあと、キッチンカーの店主が薦めてきたペンションでそれぞれ部屋を取り泊まるのだが、ドヒは失恋のショックで夜中に１人で酔っ払ってしまう。