自慢の彼は、身長15cm!
ある日突然、恋人が15cmになってしまった…!?
『南くんの恋人』が【男女逆転バージョン】で初映像化!
30年の時を経て岡田惠和が再び脚本を執筆
ひと夏の甘くほろ苦くて、ちょっと懐かしい
ホーム・ラブコメディー、誕生!
これまでに幾度となく映像化されてきた名作『南くんの恋人』が、装いも新たに登場!
なんと令和初の映像化は【男女逆転バージョン】! これまでの作品で15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子=《ちよみ》でしたが、今作『南くんが恋人!?』では《南くん》が手のひらサイズになって、ちよみの前に現れるのです!
飯沼が演じるちよみは、湘南の昭和レトロなとある商店街で生まれ育った女子高生。バスケ部に所属し、ちょっぴり複雑な家族構成の中でも明るく過ごす心優しい女の子です。幼なじみのような、小さい頃から兄妹のように過ごしていたちょっと年上のカッコいいお兄ちゃん《南くん》とは、このたび晴れて恋人同士に。しかし、そんな大好きな《南くん》は、突然15cmの手のひらサイズになって、ちよみの前に現れ…!?
湘南の海にほど近い街――そこで暮らす堀切ちよみ(飯沼愛)は、今まさに高校生活最後のバスケットボール県大会予選に挑んでいた。母の楓(木村佳乃)、祖母の百合子(加賀まりこ)、血は繋がらないけれど父の信太郎(武田真治)、弟の拓真(番家天嵩)が見守る中、万年控え選手だったちよみについに出場機会が巡ってきたその時、ちよみの幼なじみであり、最愛の人、そしてバスケットボール界のスターでもある南浩之=南くん(八木勇征)が体育館に応援に駆けつける。
約束していた待ち合わせ場所に現れた南浩之=南くん(八木勇征)はなぜか15cmの手のひらサイズになっていた! 15cmの南くんに驚きを隠せない堀切ちよみ(飯沼愛)だったが、なんとか南くんをバッグの中に忍ばせ、自宅に帰ってくる。ドロドロに汚れてしまっていた南くんをお風呂に入れるため、マグカップに適温のお湯を入れていそいそと部屋へと持っていくちよみ。
15cmになってしまった南浩之=南くん(八木勇征)を1人にしておくわけにはいかない、と胸ポケットに忍ばせて一緒に学校に行くことにした堀切ちよみ(飯沼愛)。朝からご機嫌に家を出た2人の前に、大学バスケ部のコーチで南くんに密かに思いを寄せる美鈴(武田玲奈)が現れる!「南をどこに隠したの?」「チームに戻るように伝えて」と迫る美鈴に、真実を伝えるわけにもいかず、ただ黙るしかないちよみ。
“誰もいないはずの”部屋で誰かと会話し、その“誰か”に「南くん」と呼びかけている堀切ちよみ(飯沼愛)を怪訝に思った楓(木村佳乃)は、意を決して部屋に入る!「小さな南くん(八木勇征)が…いるの?」と尋ねる楓に、「いるよ」と返したちよみが見せたのは、なんと手芸部で作った“小さな南くん人形”。
堀切ちよみ(飯沼愛)のバッグがひったくりに遭い、中に入っていた南くん(八木勇征)はバッグごと遠く離れた公園に投げ捨てられてしまう。全身を痛め、途方に暮れる南くんが出会ったのは、なんと自分と同じような手のひらサイズの女性・富田早苗(国仲涼子)だった!早苗とともに“彼氏さん”のポケット入り、早苗の家へと向かう南くん――初めて“自分と同じ境遇の人”と出会ったことで、不思議と喜びを感じ、15cmになってから経験したアレコレを大いに語り合う。
同じ境遇の早苗(国仲涼子)が“消えてしまった”ことに愕然とする南くん(八木勇征)。「特別にこの世界にお別れする時間をくれたんだと思う」――早苗の言葉を信じたくないと思っていたものの、現実を突きつけられ、南くんは切なくてやりきれない気持ちになる。そんなこととは知らない堀切ちよみ(飯沼愛)は、「お祭り、来年も来ようね」と無邪気に南くんに語りかけるのだった。
「俺はもうすぐいなくなるんだよ、ちよみの前から」「俺はもう死んでるんだ」――南くん(八木勇征)から衝撃的な告白を受けた堀切ちよみ(飯沼愛)だったが、あまりに辛すぎる内容に、現実を受け止めることができずにいた。学校でも、手芸部でも、この先のことを考えてしまい、心ここにあらずなちよみ。ついには南くんの事故現場に出向き、「私も小さくなる!南くんと同じになる!」と、トラックの前に飛び出し…!?
お互いを思い合う気持ちがますます強くなっていくちよみ(飯沼愛)と南くん(八木勇征)。とうとう堀切家の信太郎(武田真治)、百合子(加賀まりこ)、楓(木村佳乃)、そして家族同然の久子=チャコ(室井滋)にも秘密を打ち明け、ひと夏の思い出に花火を楽しむ。幸せな時間を過ごす2人だったが、別れの時は近づいており、だけども誰もそのことを口に出せずにいた――。ある朝、南くんの父・晴幸(沢村一樹)が堀切家を訪ねてくる。
【出演】飯沼愛、八木勇征、武田真治、武田玲奈、沢村一樹、光石研、室井滋、加賀まりこ、木村佳乃
【脚本】岡田惠和
【主題歌】ゆず『伏線回収』(SENHA)
【原案】内田春菊『南くんの恋人』(青林工藝舎刊)、『南くんは恋人』(ぶんか社)
【監督】宝来忠昭、小松隆志
【音楽】村松崇継
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【ゼネラルプロデューサー】服部宣之(テレビ朝日)
【プロデューサー】神田エミイ亜希子(テレビ朝日)、布施等(MMJ)、村山太郎(MMJ)
【制作著作】テレビ朝日、MMJ