韓国ドラマ「不汗党−プランダン−」完全攻略ガイド〜成功率99.9パーセント! 詐欺師オジュンの口説き術?
クォン・オジュンは、ちょっとワイルドなイケメン。ふと振り向いてしまった女性は、彼の恵まれた容姿と巧みな話術に惑わされ、どんどん彼の虜となっていきます。実はクォン・オジュンのお仕事は詐欺師! 女性の不動産や預金残高を見抜く驚きの才能を発揮し、いつの間にか全財産を奪い取ってしまうのです。これまで犠牲となった女性は数知れず。今日も1人の犠牲者が騙されたとは知らず、インチョン国際空港から彼が旅発つのを見送っています。
オジュンは空港で女性と別れを惜しみ、女性の姿が見えなくなると、もらった封筒の中身を確かめました。期待していたよりも中身の金額は少なくがっかり。早く次なるカモを見つけなければ! さっそくオジュンは銀行員を誘惑。しかし有閑マダムとホテルにいるところを、いきなり暴漢に襲われます。彼らはオジュンの車の中にも潜んでいました。オジュンが駐車場に逃げてくると、車のバンパーは壊されメモが残されていました。
オジュンに車をぶつけた女性は、チン・ダルレ。姑に強く見合いを勧められ、相手が老人だったため怒って運転操作を誤ったのでした。しかしバンパーを壊されたオジュンは、あえて修理代は請求しません。これはいつものオジュンの手。ダルレが電話で話している内容から彼女が3000万ウォンも預金を持っていることを知ります。オジュンは得意の方法でダルレの気を引こうとします。しかしいつものやり方は、全く通用しません。
オジュンがダルレに目をつけたのには、理由がありました。ヤミ金に借金をしているのに、返せる見込みは全くなし。取り立て屋は厳しく、しつこくオジュンを追いかけ回します。何としても、ダルレを落とさなくてはなりません。一方、ダルレがこんなに金を持っているのは、いつか義母スンソムとカフェを持つため。ダルレはそのためにコツコツ貯金してきましたが、スンソムはダルレに見合いを勧め家から追い出そうとしています。
ダルレと見合いをしキム老人は、ダルレが気に入り息子ジングにダルレと結婚するようにと命じます。ジングは父の気まぐれと受け止め、父が社会奉仕のために全財産を投げ出すなら結婚すると宣言します。意外にも父は快く応じ、ジングは仕方なくダルレにプロボーズします。全く気持ちがこもっていないジングの言葉に、ダルレは開いた口がふさがりません。しかしオジュンにとってジングはライバル。ジングの動きが気になってきます。
愛が足りない人たちのラブ・ストーリー
オジュンは親から愛されず、自分からも人を愛したことがありません。ダルレは結婚してすぐに夫を亡くし、今でも愛する人を失った苦しみの中にいます。ジングは愛することも愛されることも、理解できない人間。状況はそれぞれですが3人とも今一番必要なものは、スバリ! 愛です。ダルレに会ったことで、オジュンの危なっかしい生活は変わり、ジングは少しづつ愛を学んでいきます。2人につきまとわれるダルレが、三人の中で一番、愛に臆病です。チャン・ヒョクはシングル・マザー好き!?
前作『ありがとうございます』で医師を演じたチャン・ヒョクが、ここでは詐欺師に変身。女性の金を狙う悪いヤツですが、実は情に厚くてホンネを出さないところは、前作のギソを思い出させます。小さな娘を抱えながら、懸命に生きる若い母親に惹かれるのも前作と同じ。2人を演じたチャン・ヒョク自身も「詐欺師のオジュンはわざとらしい部分があるけど、本当は寂しいくせに、強がったり反抗的になる点はギソと似ているね」と語っています。オジュンとマンドゥはプライベートでも親友
オジュンの唯一の理解者マンドゥを演じるホン・ギョンインは、実際にチャン・ヒョクのデビュー当時からの親友。彼は13歳の時から天才子役として国民的な人気を集め、98年に映画『チャン』で共演したチャン・ヒョクと意気投合。2人は同じ1976年生まれということで、「辰年クラブ」を結成したり、ドラマ『大望−テマン−』でも共演しています。その後、2人とも相次いで入隊したため、『不汗党−プランダン−』は久々の共演となりました。国民的お母さん女優、キム・ヘスク
ダルレの姑役のキム・ヘスクは『秋の童話』『冬のソナタ』『ランラン18歳』『外科医ポン・ダルヒ』と数え切れないほど多くの母親役をやってきました。100通りのお母さんを表現できる女優と呼ばれ、『バラ色の人生』では腫れぼったい顔を作るため、毎晩、寝る前にわざわざラーメンを食べるほど、厳しく役に取り組むことでも有名。キム・ヘスクは「実際に私は母親だし、お母さんを演じることは私の天職。」と誇りを持っているそうです。