韓国ドラマ 「コーヒープリンス1号店」完全攻略ガイド〜恋のバリスタが選んだ、とびきりのコーヒーを!!
ウンチャンは、妹に交際を迫る男を腕力と食欲で負かすほどの強者。それなのにバイトで出かけた出前先で、タオル1枚しか身に付けていない男を見て胸がドキドキ…。そのタオル1枚の男は、アメリカ留学から帰国したばかりのハンギョル。祖母や両親から見合いするように命ぜられていますが、全く乗り気になれません。ちょうどそこにやってきた、ちょっとかわいい男の子。ハンギョルはアメリカで知った、いいアイディアを思いつきます。
恋人になりすましてくれと、ウンチャンはハンギョルから頼まれます。その目的は見合いを壊すこと。ハンギョルはゲイのふりをしてでも、結婚は絶対にしたくありません。ウンチャンは家の保証金などで、早急にお金が必要。そこで2人の間に契約が成立します。しかしウンチャンはハンギョルが自分を男性と思いこんでいるのではと、やや複雑な気分でした。見合い当日、2人は揃いのスーツを着て登場。キスまでするアツアツぶりを見せつけます。
ゲイの恋人を連れ込んで見合いをぶち壊し、アメリカ留学中のゲイ疑惑写真が出てくるなど、祖母と母はハンギョルの将来について深刻に悩みます。そこで祖母はハンギョルに、結婚する気がないなら寂れたコーヒーショップを経営することを命じます。自由気ままに生きたいハンギョルでしたが、結婚するよりはまだましかもしれない。そんな時、どしゃぶりの中で男にからまれて困っているウンチャンをみつけ、雨宿りに家につれ帰ります。
テコンドー道場の館長は夜逃げするし、内職仕事もうまくいかないウンチャン。ハンギョルの家に連れていかれると、部屋の一角に積みあげられたレコードの山に引きつけられます。その中の一枚を取り出すと、父のことが思い出されました。ハンギョルからカフェの経営をするべきか悩んでいると聞かされ、ウンチャンは即座にそのカフェに自分を雇ってくれと頼みます。彼女の胸の中は、コーヒーが好きだった父との思い出でいっぱいでした。
ハリム、ソンギ、ミニョプとスタッフも揃い、カフェ、コーヒープリンスの開店準備は着々と進みます。この店の特徴は「プリンス」の名の通り、スタッフは全員、男であること。何が何でも仕事が欲しいウンチャンは、いまさら女だとは言い出せませんでした。ハンギョルも仲間も、ウンチャンを男だと完璧に信じ込んでいます。逆に今は、女だと知られるのがまずい状態。いよいよ開店当日、ウンチャンは胸を包帯できつく巻き出かけます。
大ブレイク! イケメン・プリンス
コーヒープリンスのイケメンたちは、この店(=ドラマ)との出会いによってその魅力を何倍にも光らせたようです。ハンギョル役のコン・ユは「学校4」でデビューし映画『同い年の家庭教師』でクォン・サンウの敵役で知られますが、「乾パン先生とこんぺいとう」まで地味な存在でした。ハリム役のキム・ドンウクは、デビュー作の映画『僕らのバレエ教室』でイ・ジュンギ、オン・ジュワンらと共演。彼らに遅れてブレイクを果たしました。
ワッフル・ソンギの日本語
スタイリッシュなロン毛のイケメンで、日本でも人気急上昇のソンギ。寡黙なのに時たま日本語でつぶやく独り言は、発音もタイミングも日本人そのものです。それもそのはず、演じているキム・ジェウクは父親の仕事の関係で幼少期の7年を東京で暮らしていたそう。本国に戻りソウル芸術大学で音楽を学び、モデルを経てデビュー。ドラマ「タルジャの春」にも出演。最新作、映画『アンティーク〜西洋骨董洋菓子店』は日本でも公開が予定されています。
ミニョプの突然の死
高校中退のワルのくせに、義理堅く憎めないミニョプ役で、イオン(本名パク・サンミン)は一躍人気者になりました。しかし08年8月21日、バイク事故で突然、死去。「最強チルウ」の打ち上げの帰りのことでした。高校時代に韓国相撲の選手として活躍。怪我で断念してから苛酷なダイエットをしてモデルに転身、映画『ヨコヅナ マドンナ』で俳優デビューしました。今でも韓国の「コヒプリ」のサイトに追悼メッセージが掲げられています。
コーヒープリンス1号店」が実際にオープン
ドラマの撮影は、弘大(ホンデ)の「オーチャード・ママ」というカフェで行われました。ドラマのために大幅改装がなされたので、撮影を終えてからはドラマのままの内装で、「コーヒープリンス1号店」としてオープン。店内にはコン・ユらのサインが残され、ドラマの中で披露されたイラストレーターばりのユン・ウネのイラストも見られます。もちろん、本格派イタリアン・コーヒーもワッフルも美味で、日本語のできるスタッフもいるそう。