韓国ドラマ:『クリスマスに雪は降るの?』完全攻略ガイド〜Snow Kiss
引っ越し荷物を満載したトラックが、田舎町サンチョンに到着しました。トラックにはガンジンと弟プサン、母親チュニが乗っていました。ガンジンは気に入らない相手に、すぐに拳を振り上げてしまう問題児。これまで退学と転校を繰り返してきましたが、「これが最後」のつもりで一家はサンチョンに越してきたのです。イケメンで成績優秀なガンジンは転入した高校で、すぐに女子生徒のハートを掴んでしまいました。漢方医の娘ジワンも、ガンジンの存在が気になってきます。
- カップルを騒がす転校生
- ガンジンに興味をもった女子生徒には、公認のボーイフレンドがいました。そのボーイフレンドはガンジンの母親を侮辱した男だと分かり、ガンジンは復讐のため女子生徒を誘惑します。一方、ジワンはボーイフレンドを奪った先輩が、最近、ガンジンと付き合っていることに気づきます。それならと自分はガンジンの気を引こうと、花吹雪の告白やプレゼント作戦を繰り広げます。
- 家族写真と母の泣き笑い顔
- ガンジンの母チュニは写真屋の前で立ち尽くしました。写真屋のウィンドウには、ある家族の写真が飾ってありました。チュニはその写真を汚し、警察署に連れて行かれます。署には写真の夫婦も呼び出され、チュニを見て顔色を変え関わりたくないと出て行ってしまいます。その晩、チュニは息子たちと家族写真を撮りました。母の笑顔はまるで泣いているようでした。
- 乱闘中に大事なものを紛失
- ガンジンとジワンの気持ちは平行線のまま。2人が言い争っていると、男が乱入してきます。その男と乱闘中、ガンジンはペンダントを川に落としてしまいます。頭にきたガンジンは、めちゃくちゃに相手を殴りつけました。ガンジンは警察に手錠をかけられても、父のペンダントを失くしたことを悔やみました。チュニは一度も顔を見せない男を父と呼ぶなと怒ります。
- 取り返しがつかない優しさ
- ガンジンは川に行っては、ペンダントを探しました。ジワンも毎日のように水に潜って探しました。そんな時にジワンの兄がソウルから戻ってきます。兄もペンダント探しを手伝ってくれますが、二度と水からは上がってきませんでした。2人の淡い日々は終わりを告げました。そして8年が経ち…。ガンジンは同僚の婚約式に出席し、遠い日に別れたジワンに再会します。
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- イ・ギョンヒからのプレゼント
- このドラマのシナリオを担当したのは、名作『ごめん、愛してる』のイ・ギョンヒ。哀しみを抱えた人物の切ないラブ・ストーリーの名手として、韓国ドラマファンにはあまりにも有名でしょう。彼女自身はより良いドラマを作るにはシナリオだけでなく、キャストや俳優のチームワークが大事なことも熟知しています。このドラマの収録はクリスマスの頃とあって、スタジオに80人分のケーキを用意。ガンジン役のコ・スもイ氏に合わせて全員のディナー費を出し、サプライズに参加しました。
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- 視聴者にクリスマス・プレゼント
- 番組でも視聴者にプレゼントを用意しました。「クリスマスの思い出」を公募し、その中で制作チームを最も感動させた2名は、コ・ス、ハン・イェスルたちと共演できるというイベントを企画。しかし条件があり、12月の24日と25日のどちらか、韓国のどこかで雪が降れば、このイベントを実施するということでした。幸いにも韓国で放映のあった09年は、ホワイトクリスマスでした。選ばれた2人は出演者と食事したり、簡単な演技テストを受けてから、小さな役で出演しました。
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- 視線で秒殺される「コ・ス病」
- 『クリスマスに雪は降るの?』の圧倒的な人気ぶりから、新しい言葉が生まれました。ガンジン役のコ・スのまなざしがあまりにも魅力的なので、引き込まれてしまう「コ・ス病」。そしてコ・スの美しさをダビデ像に結びつけた「コビデ」。コ・ス自身は「正直に自分を見せること」を、どんな役についても心がけています。何でも俳優デビュー前は生活がたいへんで、野宿をしたこともあるとか。人生の崖っぷちに立たされたり苦労した経験が、現在の美しさと魅力を醸成したのかもしれません。
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- 話題作独占の子役ナム・ジヒョン
- 高校生のジワン役は、『善徳女王』でトンマンの子供時代を演じたナム・ジヒョンです。元気で逞しいイメージながら繊細な感情表現もできる、「演技派子役」と呼ばれています。彼女は9歳でドラマ『愛していると言ってくれ』でデビューして以来、『ロビイスト』『エデンの東』などに出演。まだ15歳ですが、「『善徳女王』があまりに好評だったので、次作はもっと上を目指さなくてはと思い、『クリスマスに雪は降るの?』の出演は迷った」と大人顔負けのコメントをしています。